ひなたのお酒レビューブログ

hinataとnezuによる、お酒、宮崎満喫ブログ!

深いコクと滑らかさ、上質な『ロン アブエロ アネホ12年』☆

 

来てくださり、ありがとうございます☆彡

 

今回はhinataが担当します♪

ラムの『ロン  アブエロ  アネホ12年』をいただきます。

 

【今回のお酒】

名前:ロン  アブエロ  アネホ12年

ジャンル:ラム

アルコール分:40%

原産国:パナマ共和国

輸入者:リードオフジャパン株式会社

食品添加物:カラメル色素

価格:4500円くらい(700ml)

 

◎どういうお酒?

熟成に理想的なパナマの環境のもとで造られた、滑らかで洗練された味わいのダークラムです。

サトウキビの搾り汁を、良質なアメリカンホワイトオークで12年間熟成しています。

世界で高い評価を受ける渾身の逸品です。

 

 

【飲み方】

ストレート

 

【感想】

甘味と深いコクを感じます。

それでいて後味がスッキリしており、「美味しい!」の一言しかないですね☆

ラムに馴染みのない方もラム好きな方にもオススメしたいです。

 

 

★★★

 

ロン・アブエロは、バレラエルマノス社の手掛ける高級ラムのブランド。

バレラエルマノス社は1908年にパナマ共和国でスペインから移住してきたドンホセが創業した、家族経営による蒸留所です。

当初は砂糖工場のために創業したのですが、子供達の提案により1936年からはサトウキビジュースでアルコールの蒸留を行うようになったそう。

原材料は100%パナマ産を使用し、シェリー製造で培われた製法『ソレラシステム』(※)を採用しています。

良質なアメリカンホワイトオークを使うなどして熟成にもこだわりを持っている蒸留所です。

 

ラインナップとしては私が飲んだ12年の他に、

 

厳選した12年熟成の原酒を、ディープチャー(樽の内側を強く焦がす)を施し、アメリカンオークの新樽で追熟した

【トゥーオークス

 

アメリカンホワイトオーク樽で熟成後、ポートワイン樽で仕上げられた

【フィニッシュコレクション】

 

創立100周年を記念して生産された

【センチュリア】などがあります。

 

※『ソレラシステム』

ワインのシェリーを造る際に用いられる伝統的なブレンド技術。

下から上へ、古い樽から新しい樽を順に3~4段ほど積み上げる。

出荷の度に古い樽からボトリングし、減った分を上の樽から順次注ぎ足していく。

品質の均一化と熟成を同時に行うことができる。

 

 

★★★

 

今回飲んだラムには食品添加物としてカラメル色素が入っていました。

私個人としては、そのままの色でも良さそうな気がするのですが。。。(゜゜)

お酒は飲んでみないと自分に「合う」「合わない」が分からないのは難しいところでもあり、面白さでもあると思います☆

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました♫

 

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辰巳蒸留所の定番ジン『アルケミエ 犬啼』!

 

ブログ訪問、ありがとうございます!

今回の記事はnezuの担当です。

今日はジャパニーズクラフトジンの『アルケミエ 犬啼(いんなき)』をいただきます。

 

【今回のお酒】

名前:『アルケミエ 犬啼』

ジャンル:ジン(国産クラフトジン

アルコール度数:45度

価格:6000円程度/500ml

製造者:辰巳蒸留所

製造地:岐阜県

公式HP なし

 

◎どういうお酒?

辰巳蒸留所が製造している、定番と言えるジンです。

比較的初期から作られている銘柄なのですがネット上ではほぼ買えず、フリマサイトなどで数千円上乗せされた出品はよく見かけます。

特徴として、ボタニカルがジュニパーのみと非常にシンプルであり、ベーススピリッツは粕取り焼酎やチコリ焼酎を使用しているそうです。

少ない生産本数、そもそも500mlで5000円クラスといった比較的高級な部類のジンですが辰巳蒸留所自体が国産クラフトジンの「クラフト」な部分を引っ張ってきた部分もあり、ブランドとして人気が高い非常に限られた蒸留所ということで、基本的に入手が難しいです。

 

 

【飲み方】

ストレート

【感想】

オーソドックスなジンという香りとはまた違い、辰巳蒸留所らしいハーブ系の苦い香りがします。ベーススピリッツが焼酎ではありますが一般的な焼酎とは違うためか、普通の焼酎の香りはしません。

味わいはシンプルに鋭い甘苦さが突き刺さります。若干苦みが優位でしょうか。

しかし味がきつすぎるということはなく、アルコール感は抑えられています。

刺激が少なめで飲みやすいですが、味わい自体は好みが分かれるかもしれません。

ジンが苦手な知人が「これなら飲める」と言っていたので、結局は飲んでみないとわからないかもしれませんが、スタンダードジンと味わいが違うのは確かでしょう。

 

ちなみに同じく国産ジンでジュニパーオンリーの『5th Anniversary GIN』と飲み比べてみましたが、あちらは最初に甘みが来て後味にじわっとした草感の強い苦みが残る形で、香り自体はアルケミエの方が強く感じられました。

同じ風なお酒でも製法や材料で味わい・風味ががらっと変わると改めて実感しました。

 

hinata0513.com

 

なかなか個人購入しにくい反面、知名度は高いのでBARによっては置いているところもあると思われます。

限定品に関しては種類が多すぎて私も全く把握できていませんが、もしBARで見かけたら一杯試してみるのも良いと思います。定番品以外はきっと一期一会のような感じですから。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 

↑なかなか売ってないです・・・

↑こういうのもあるんですね。

 

 

 

色なき風に甘味と旨味のせ、『一ノ蔵 といき』☆

 

来てくださり、ありがとうございます☆彡

 

今回はhinataが担当します♪

日本酒の『一ノ蔵 といき』をいただきます。

 

【今回のお酒】

名前:一ノ蔵 といき

ジャンル:日本酒

製造者:株式会社一ノ蔵

アルコール分:15度

原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール

精米歩合:65%

価格:1100円くらい(720ml)

 

◎どういうお酒?

軽快ですっきりした口当たりの中に、心地良い甘味と旨味をあわせ持つ淡麗旨口の本醸造酒です。

吉田類氏お薦めで、味わいのイメージを自作の詩「美女酔うて  色なき風に  吐息のせ」からとり、『一ノ蔵 といき』と命名されました。

冷酒から燗酒と幅広い温度帯で楽しむことができます。

 

 

【飲み方】

 冷

 

【感想】

口当たりが軽くて飲みやすく、どんなお料理にも合いそうです。

飲む人を選ばず、様々な温度帯で楽しむことができるので、非常に優秀な日本酒だと思いました。

 

 

★★★

 

吉田類さんは、お酒好きの方ならご存知の方も多いのではないでしょうか。

『酒場放浪記』に出演されており、イラストレーターや俳人という肩書きもお持ちなのだそうです。

bs.tbs.co.jp

 

YouTubeチャンネルとブログもあります(*‘ω‘ *)

www.youtube.com

 

sakeo.shopdb.jp

 

 

私が吉田類さんを知ったのは、以前『孤独のグルメ』に出演された時です。

短い時間でしたが、お店のお客さんとして馴染んでいる姿が印象的でした。

今回私が飲んだお酒の単品は無かったのですが、セットになっている物はありました。

吉田類氏のお薦め地酒4本セット】

 

ちなみに☆

これまで一ノ蔵さんのお酒は2本飲んでいました。

一ノ蔵  無鑑査帆醸造  超辛口】

hinata0513.com

 

一ノ蔵  特別純米酒  辛口】

hinata0513.com

 

日常的に購入しやすい価格帯とバランスの良い味わいで、我が家のように宅飲みを楽しんでいる方が多いのかなと思います。

ichinokura.co.jp

 

 

★★★

 

私(hinata)にとって新年度初めての記事でした。

宮崎の桜は満開が終わり、散り始めています。

お花見には行きませんでしたが、移動中に見かける桜に心癒されました。

1年に一度しかない貴重な景色を味わえるのは、本当に幸せなことですね(*´ω`*)

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました♫

 

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甘苦いけど飲みやすいカクテル『ファットタイヤ』!

 

ブログ訪問、ありがとうございます!

今回の記事はnezuの担当です。

今日はいつもとちがってカクテルを紹介します。

その名も『ファットタイヤ』

 

【今回のお酒】

名前:『ファットタイヤ』fat tire

ジャンル:ラムベースカクテル

レシピ:

熟成させたカリビアンラム 30ml

アマーロ         20ml  

オレンジジュース     10ml   

パイナップルジュース   10ml

これらをシェイカーで冷やす。

宮崎市のBAR METROさんにご協力いただきました! 

 

本来?のレシピだと上記に加えてオールドファッショングラスに氷を入れてロングカクテルっぽいのですが、私がグラスを指定しなかったのでカクテルグラスに。

多分スタンダードカクテルではないと思うのですが(手持ちの本には記載されてなかった)、マスターもご存知なかったためできる範囲で作成してもらいました。

10mlのためにフレッシュジュースを作ってもらうのはあんまりだと思ったため、市販されているジュースで代用を。

アマーロも厳密には指定があるのかもしれませんがマニアック過ぎるので、甘苦いということでカンパリを使用。

 

【感想】

普通に美味しいのです。カンパリの苦みがフルーツジュースで軽減されて飲みやすいし、絡み合ってトマトのような風味を感じたりして。

唯一無二!みたいな感じはないのですが、ジュース感覚で味わえる(度数はそこそこあると思いますが)カクテルですね。

 

◎どういうお酒?

さて、どうして私が普段カクテルを飲まないのにわざわざオーダーしてマスターの手を煩わせたのか。

実はこれ、先日ちょろっと話題に出した海外の刑事ドラマ『ボッシュ BOSH』に登場していたのです。(本当は私の勘違いによるオチがあります

レストランみたいなところで主人公の刑事と娘、娘のボーイフレンドと食事をすることになったのですが、そのボーイフレンドが「ファットタイヤ」を注文し、主人公も同じものを、とオーダーしたのです。

別にこのお酒が事件において意味があるわけじゃないのですが、聞き慣れない名前に興味を持ちました。

調べてみると、どうやらラムベースに甘苦いリキュールを加えてフルーツジュースで割るカクテルということは分かったのですが、日本語での検索にほとんどひっかからないのです

英語で検索して初めてカクテルであることやレシピが分かりました。

そしてレシピを見ることで色々な疑問がわきでてきたのです。

 

①名前

fat tire= ファットタイヤ=太いタイヤ

何かの隠語なのでしょうか?材料からはちょっと想像できないのですし、正直名前だけでは美味しそうに思えないです。

それに私が全然聞いたことがないカクテルがどうしてBARではなくレストランで提供されるのか?

もちろん私もカクテルを網羅してるわけではありませんが、名前すら知らないとなると結構マニアックな部類のカクテルに入るはずです。

特にお酒にこだわりがなさそうな登場人物達がどうしてそんなマニアックなものをオーダーすることができるのか?

当時生まれたばかりの流行りカクテルだったり、ご当地カクテルだったりするのかな?

 

②材料

銘柄こそ指定していませんが、ベースのラムに熟成させたカリビアンラムと範囲が決まっており、その熟成期間が6~10年とされています。

銘柄指定なしで地域だけ。しかしカリビアンラム。一応レシピが乗ってるサイトを調べると該当するラムがありました。

↑アプルトエステート8年 リザーブ

 

別の角度から材料を見てみます。

一応食前・食後のカクテルとされていますが、フルーツジュースがフレッシュ(生搾り)と指定されているので、一杯目のオーダーだと結構面倒な手順が必要になりそうですが、時間がかかるのではないでしょうか?一種類ならともかくオレンジとパイナップルの二種類ですからね。

 

③場所

先ほど言いましたが、BARでなくちょっと良さげなレストランでのオーダーです。

良さそうなレストランだとカクテルはメニューとして押さえているかもしれませんが、BARに比べたら品数は狭まると予想されます。そこでマニアックなカクテルを扱う余裕があるのでしょうか?

もしかしたらアメリカでは事情が違うのかもしれません。

 

④登場人物の関係性

まずオーダーしたのが主人公の娘のボーイフレンド。

20歳くらいだと思うのですが、真面目そうなキャラクターで夜のお店で働いてたりはしてません。つまりお酒に詳しいわけではないと想像します。

そんな人物がレストランでの最初の1杯をマニアックなカクテルを指名するものだろうか、と。初手からオールドファッショングラスで飲むようなものをオーダーするという点で違和感。

そして主人公はいい歳した刑事。苦みがあるとはいえ、甘いフルーツジュースの入ったカクテルをオーダーするものだろうか?と疑問。

 

 

そんなこんなで一応味が気になったのでBARでマスターにお願いしてレシピを伝えオーダーしました。

細かい部分は違いますが、味わいがガラっとしまう差異ではないと思います。

飲んでみた感想としては、

「普通に美味しいけど、どうしてあえてこれを選ぶのか分からない」

となりました。

 

うーん、何かの宣伝か流行りのカクテルかなんかなのかなあと思い、ドラマを見返してようやく答えがわかりました。

 

ファットタイヤは実はビールだったのです。

 

そう、カクテルではなくビールだったのです。

どういうことかと言いますと、私、作業しながらドラマを見ていたのでレストランのウェイターがお酒を運んでテーブルに置くシーンや飲酒シーンをよくみてなかったのです。

ファットタイヤという字幕の文字だけ頭に入って、画面を流し見していたのですが、改めて見返すとガッツリとビール瓶がでてきてそのまま口付けて飲んでました。

ようはファットタイヤという銘柄のビールがあり、主人公がそれを好んでいることを娘からボーイフレンドに情報が伝わっており、ボーイフレンドが主人公に気に入られるためにファットタイヤというビールをオーダーしたという単純な流れでした。

そりゃ好きなビールだったら主人公も「同じのを」となりますよね。

 

日本語での検索にひっかからなかったのも、私の勘違いのせいで「ファットタイヤ カクテル」と検索してたからだったのでしょう。

「ファットタイヤ」で検索するとタイヤがめちゃくちゃ引っかかってしまうので。

 

いやーしかし私の勘違いのせいで2つのお酒を知ることができました。

カクテルの「ファットタイヤ」と、ビールの「ファットタイヤ」

カクテルは試すことができたので、次はビールのほうを試してみたいと思います。

結構売れているビールらしく、ビールに疎い私故に起きた珍事でした。

 

ビールを製造しているニューベルジャンブルーイングHP:

www.newbelgium.com

 

 

 

↑こういうアマーロ自体がなかなか日本では見かけない

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

万人向けじゃないと言うけどさ『ヘンドリクス ジン』!

 

ブログ訪問、ありがとうございます!

今回の記事はnezuの担当です。

今日はジンとしては変わり種と言われる『ヘンドリクス ジン』をいただきます。

 

 

【今回のお酒】

名前:『ヘンドリクス ジン』HENDRICK'S GIN

ジャンル:ジン

生産国:スコットランド

販売者:イリアムグラント&サンズ社

価格3700~4000円程度

アルコール度数:44度(現在は41.4度らしい)

ボタニカル:ジュニパー、コリアンダーシード、アンジェリカ、メドウスイート、キャラウェイカモミール、エルダーフラワー、オレンジピール、レモンピール、オリスルート、バラとキュウリによる香り付け

 

公式HP:

hendricksgin.com

 

◎どういうお酒?

1999年に製造始まって以来、日本に『クラフトジン』が定着する以前から活躍し続けているプレミアムジンです。

製造やこだわり、特にキュウリとバラの香り付けをしている点でよくクラフトジンの始まりのような扱いをされる銘柄ですが、海外のリアルタイム事情は分からないものの、当初はスタンダードなジンよりも高品質、高価格帯である『プレミアムジン』という括りで扱われていたと思います。

各メーカーが『タンカレーNO10』『ビーフィーター24』『スターオブボンベイ』といった上位ラインを製造したり、アイラ島ブルックラディ蒸留所で作られた『ボタニスト』やブドウで作られた『ジーヴァイン』のようにボタニカルやベーススピリッツに変化や地域性が語られるように。

そしてドイツの『モンキー47』でジンの高価格帯のものがメジャーなエリアに食い込みつつ、ボトルのデザイン性や驚異的なボタニカル数で個性を示すようになったり。

そうした中にあって、この『ヘンドリクス』も国内での「普通よりちょっといいジン」の役目を長期間下支えしてきた銘柄の一つであると思います。

ちなみにお酒漫画の『BAR レモン・ハート』にもしっかり登場しています。

 

ジャンルや定義はともかく、よく語られる特徴として香りにきゅうりとバラが使われているという点が挙げられます。

バラは今でこそ普通ですが、当初のジンの中ではほぼ唯一な選択であったのと、日本人には受け入れにくい、きゅうりをお酒に入れるという点が良くも悪くも印象に強く残るジンです。

とはいえ、日本で普通に食されるきゅうりと、海外でのきゅうりは味わいや香り、役割が違うのだろうと思います。

 

 

【飲み方】

ストレート

 

【感想】

香りはアルコールの刺激の中にバラ由来なのか華やかさと爽快さが感じられます。

味わいは外見に反してそこそこ甘く、その甘さを通り過ぎた後にジュニパーなどの「ジン」らしさが感じられます。後味のキレはありますが、アルコール感も少し感じられます。甘さがちょっと勝っている「甘苦い」味わいですが、キワモノではなく受け入れられやすいジンじゃないかなあと個人的には思います。

 

裏ラベルに「このジンは万人向けじゃない」というようなことが書かれていますが、強烈にバラやきゅうりの香りがするわけでもなく、甘さも許容内の味わいなのでそこまで

対象範囲が狭いジンではないと感じます。

 

今回のレビューにあって、ほんの少し残していたものがとうとう空になってしまいました。

値段が比較的抑えられており、味わいも良いのでジンをコレクションしているのでなければこれを常備してもいいかな~と思える銘柄です。
今現在、ジンは様々な製品が生み出されているのでライバルと言える銘柄が多数存在していますが、そうした「時間」にも耐え抜いて未だ販売されているのは、この『ヘンドリクス』が評価されているという証拠になっているでしょう。

他の定番である『タンカレーNO.10』はベースにスタンダードジンの存在があり、そういったものがない銘柄が残り続けている事実はそれを裏付けていると思います。

お酒を飲み始めて、「プレミアムジン」時代からジンを追っていた私という人間にとっては欠かすことのできない一本となっています。

 

ちなみにamazonにて限定配信?の『ボッシュ』という海外刑事ドラマがあるのですが、そちらのシーズン5、BARでの会話にこういうやりとりがありました。

客     「マティーニを」

バーテンダー「ジンは?」

客     「ヘンドリクス」

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08BG7RP2Y/ref=atv_dp_season_select_s5

ボッシュのシーズン5 9話

 

どこまでアメリカのBARの雰囲気が反映されているのか不明ですが、ベースのジンを尋ねたり、客がヘンドリクスを知っていたりと、ジン好きには嬉しい1シーンです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

「プレミアムジン」時代から残り続けているジン達

 

 

 

 

 

 

 

シンガニの超高級ライン『カーサレアル ドンルーチョ デ オロ』!

 

ブログ訪問、ありがとうございます!

今回の記事はnezuの担当です。

前回に続いてシンガニセミナーで試飲したお酒の紹介です。

シンガニの中でもかなりの高級品である『カーサレアル ドンルーチョ』を紹介致します。

※試飲会で飲んだという特殊な環境でのレビューなのでご了承ください

 

名前:『カーサレアル ドンルーチョ デ オロ』DonLucho de Oro

ジャンル:シンガニ

生産国:ボリビア

製造者:casareal

輸入業者:SudoWork合同会社

アルコール度数:40度

価格:30000円程度

公式HP:

www.singanicasareal.com

 

◎どういうお酒?

カーサレアル(casareal)が製造している高級ラインのシンガニです。

同社はボリビア南部のタリハ市郊外にある海抜1850mの地域でシンガニを製造しており、平地とは違った気圧環境で行う蒸留はシンガニの製造に様々な影響をもたらしているであろうことは想像できます。(自然な減圧蒸留になる

熟成に関しても高地という冷涼な環境で熟成させられるという点や、酸素の薄さなどから香りなどに影響をもたらす可能性もあります。(シンガニの高地熟成による影響に関してはまだ研究されていないとのこと)

 

この『ドン ルーチョ』はフランスのコニャック製造に用いられる蒸留器を使用して4回蒸留、フレンチオーク、アメリカンオークそれぞれの樽で三年程熟成されており、ステンレスタンクでの熟成が多いシンガニの中に置いては珍しいのかもしれません。(シンガニの全体の何%が樽熟成なのかは分かりませんが)

しかしシンガニは材料とされるマスカット香が重要な要素のお酒であるため、樽熟成による樽香を添加させるのは手放しで良いと思っているわけではないらしいという話を聞きました。

だからこそのステンレスタンク熟成なのかと思いますが、樽熟成によるキャラクター付けは他の蒸留酒では良くみられる手法なので、そういうものがあってもいいのかな~と個人的には思います。

 

【飲み方】

ストレート

【感想】

まず驚いたのは、香りがマスカットというよりはバナナに近い甘さが感じられたこと。

熟成期間が短いシンガニは基本的にマスカットが前面に主張してくるのですが、熟成によって甘い香りが落ち着いてバナナのような甘さに変わるのか、樽由来の化学変化によって変化するのか。

それに付随してアメリカンオーク樽(バーボン?)由来と思われるセメダイン臭が弱いながらも感じられます。

味わいとしては香りと同様にさらっとした甘さのバナナ。

雑味がなく、後味のアルコール感が弱く、そして樽熟成由来とおもわれるウッディさが感じ取れます。

高級なウイスキーを飲んでいるような飲みごたえながらも、それらと違うのはダイレクトかつ上品な甘み。

美味しく女性が好みそうな味わいだと思いました。

 

 

今回は試飲でのレビューとなるためほんの一回きりの付き合いでしたが、おそらくこのジャンル(熟成シンガニ)、この価格帯でないと味わえない感触のお酒なんだろうと思います。

とはいえ3万円クラスのウイスキー(プレミア価格抜きで)を私は飲んだことがないため絶対ではないにしろ、味わいにおける甘さの質は当然ながらシンガニだからこそ味わえるものであり、逆にウイスキーウイスキーでその価格帯でしか味わえない要素があるのかもしれません。

 

今回の試飲は色々なシンガニに触れることはもちろんのことですが、普段私がなかなか飲むことができない高級ラインのお酒を飲むことができたことも経験として大きかったと思います。

 

・・・いやあ、『プロセラジン』同様、買って家でゆっくり飲みたいですが、やはり一本三万円の世界にはまだまだ踏み込めませんね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 

↑美味しいけど、買えない!いつか買えれば・・・!

↑通常ラインのシンガニはマスカットの香り豊かで、シンガニそのものを楽しめるのはこっちのほうだと思います。

 

 

 

 

 

値段は高いが飲めば分かる美味しいジン『プロセラジン』!

 

 

ブログ訪問、ありがとうございます!

今回の記事はnezuの担当です。

今日はジンとしては高価格帯である『プロセラ ジン』を紹介致します。

 

名前:『プロセラ ジン』procera african juniper gin

ジャンル:ジン

生産国:ケニア

製造者:Nairobi Distillers

輸入業者:SudoWork合同会社

アルコール度数:44度

ボタニカル:アフリカンジュニパー、コリアンダー、アカシアハニー、オリスルート、スワヒリライムの生果皮、ピクシーオレンジの生果皮、ピンクペッパー、セリムペッパー、メース(ナツメグ)、カルダモン、チャノキ、ジュニパーの葉

価格:13750円(500ml)

公式HP:

www.proceragin.com

 

 

◎どういうお酒?

ボタニカルが全てアフリカ大陸産である、ケニア初のクラフトジン

情報が多すぎてどこから手をつければいいか分からないですが、それだけ語るべき要素が多いジンとなっています。

まずジンの命ともいえるボタニカルですが、よく見かけるものにまじってあまり見慣れないものが多く使われています。それらはアフリカ大陸産ということで、クラフトジンが持つ「地域性」を体現していると思います。

またそれらをアルコールで浸漬するのでなく、40度のお湯に漬け込むという製法の独自性もありますが、何よりドライジュニパーを使うのでなくフレッシュなジュニパーを使っていることも見逃せない要素です。

 

他にもボトルや蓋、ボトルネックのレザーなど手作り感が強くみられ、こちらは「クラフト」を体現していると言えます。

↑ヤシの木を手彫りして作った蓋

 

手作り感満載で外見的にも唯一性、独自性を示している一本。

手間暇かかっているだけあって値段もジンにあってはかなり高価格帯(しかも500ml)で、私が覚えている範囲では5番めに高価なジンですね。(オールドボトルや終売のプレミア価格など抜きにして)

5番めということは特別ではなくなっているというか、ジンにおいても色々な製品が売り出されるようになったことを表しているのかもしれませんが、ともかく普段飲みには手厳しい値段であるには間違いないでしょう。

正直、クラウドファンディングでこのジンの存在はしっていましたが、流石にこの値段は出せないと思い、この先飲むこともないか、と諦めていたジンではありました。

 

ありがたいことに、今回地元で試飲会があったため飲むことができました。

機会をいただけたことに、関係された皆様に感謝しております。

 

【飲み方】

ストレート

【感想】

試飲会という環境に由来した忖度抜き、そしてグラスではなくプラコップで飲んだという状態でのレビューです。

まず香りが独特です。ハーバル、ジュニパーの香りがするにはするのですが今までのジンとは少し感触が違います。香りが美味しいというか、既に味わいを想起させるのですが全体としては強くありません。

味わいに関してはまず、入りが恐ろしく滑らかです。刺激がなく、アルコール感がなく、心地よいビターさと甘さで、味わいが非常に柔らかいです。

これまでの体験にない感触だったので表現が難しいと感じます。

美味しいかどうかで言えば即、美味しい。

 

正直めちゃくちゃ悩ましい試飲会でした。

どれも美味しいのですが、高価格帯のボトルはどれも「それでないと味わえない美味しさ」があり、コスパがどうとかそういう視点の話ではなくなってしまうのです。

「それでしか味わえない」のだから、買って飲む(か、BARで飲む)しかないわけです。

こちらのジンもまさにそうなのですが、こちらは高いといっても逆に500mlのおかげでまだ買える値段になっていると今では思います。

懐が温かい時に出会ってたら即買ってたと思いますし、今でも時期をみて購入しようと思っています。

宮崎のBAR(BUENAVISTAさん)でも飲めるのですが、飲むのを我慢してボトルを買おうと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 

↑どれも美味しかったけれど、買うには色々な勇気が・・・!