ひなたのお酒レビューブログ

hinataとnezuによる、お酒、宮崎満喫ブログ!

お芋と黒麹の合わせ技、シャープな『日向木挽 黒』☆

 

来てくださり、ありがとうございます☆彡

 

今回は、hinataが担当します♫

焼酎の『日向木挽  黒』をいただきます。

 

【今回のお酒】

名前:日向木挽  黒

ジャンル:焼酎

製造者:雲海酒造株式会社

アルコール度数:20度

原材料:さつまいも(九州産)、米こうじ(国産米)

価格:250円くらい(200ml)

 

◎どういうお酒?

九州産の厳選された芋・黄金千貫と伝統の黒麹を使用し、丹精込めて造り上げた芋の甘い香り、シャープなキレ味の本格焼酎です。

 

【飲み方】

お湯割り

 

【感想】

甘味は少なく、キリっとした印象。

黒麹を使用したら、辛口めの焼酎に仕上がるということなのかな?と思いました。

芋焼酎であっさりした味わいのものを飲みたい時は、重宝すると感じます。

 

 

★★★

 

今回は『日向木挽  黒』を飲みましたが、『日向木挽』という焼酎もあります。

 

宮崎に生まれながら、いかに地元のお酒を飲んできていなかったか。。。

県内の焼酎だけでも、相当な数の銘柄があります。

生きている間に、いくつ飲めるかなヽ(^o^)丿

 

www.unkai.co.jp

 

 

ところで☆

焼酎の名前として知られている『日向木挽』。

『のこ』で木を挽く職人『木挽(こびき)』のことを唄った宮崎を代表する民謡に、  ” 日向木挽唄 ”  というものがあるそうです。

そこで、宮崎を代表する焼酎となるように、この唄にちなんで名付けられたとのこと。

私は知らなかったのですが、民謡と言われてふと思い出したのは『刈り干し切唄』でした。

これも名前だけ覚えていて、歌詞はすっかり忘れています(=_=)

www.kyogei.co.jp

 

 

★★★

 

余談ですが、かつて東京には『木挽町』という地名が存在したそうです。

江戸初期に、江戸城大修理の工事を担う木挽職人(鋸引(のこぎりびき)人夫)を多く住まわせていたとのこと。

場所は中央区銀座の東部で、現在だと歌舞伎座周辺みたいですね。

焼酎の銘柄から調べていくと、色々と話が広がって面白いなぁ~と思います。

お酒を飲んでいなかったら出会えなかった経験もあり、これからも人生を豊かにしてくれる飲み物として末永く付き合っていきたいものです。

 

~これまでレビューした雲海酒造さんのお酒~

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました♫

 


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酸味と甘味がちょうどいい『ディプロマティコ リゼルヴァ』!

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今回の記事はnezuの担当です。

今日はラム酒の『ディプロマティコ リゼルヴァ』をいただきます。

 

ディプロマティコ リゼルヴァ

【今回のお酒】

名前:『ディプロマティコ リゼルヴァ』

ジャンル:ラム

製造者:ウニダス蒸留所

地域:ベネズエラ

アルコール度数:40度

価格:4500円くらい(700ml)

 

◎どういうお酒?

nezuが愛飲しているベネズエラ産のラムです。

ラム酒としては『ロンサカパ』や『ハバナクラブ』、『バカルディ』と較べて知名度が低いかもしれませんが、じっくり飲むダークラムとしてはよく見かける銘柄で、扱っているお店も多いです。

このブランドはホワイトラムタイプは見かけず、カクテルとしてよりもウイスキーのようにちびちび飲む、そういうスタイルかもしれません。

この『ディプロマティコ リゼルヴァ』はスタンダードラインであり、オークの小樽で最長12年熟成させていると同時に、三種類の蒸留器を用いて「ライト」「セミヘビー」「ヘビー」の三種類のラムを作り分け、それらをブレンドして作られているそうです。詳しい製造工程は一度本を読んだだけでは頭に入りませんでした・・・。

 

【飲み方】

ストレート

【感想】

香りはチョコのような、だけど強すぎない甘い香り。味わいと同様にアルコールのツンとした感じはあまりきません。

じっとりした甘み、それはシロップのように重さがあるのですがそれを追ってきたフルーツ感のある酸味がさらっていきます。
甘さだけが舌に残るのではなく、心地よい苦味と酸味のさっぱり加減がよく、飲み終えた感触が後をひかない感じです。

 

私がお酒を飲み始め、あらゆる酒類を試したところ最初はラムが苦手でした。
というのも私が初めて買ったラムは『ハバナクラブ三年』だったのですが、そのまま飲むとラム特有の風味が受け付けず、しかしカクテルとして使うと芯がしっかりして美味しかったことから、割って飲むお酒だと思っていたのです。
しかしラムにもホワイトだけでなくダークラムのような熟成させたものがあると知り、このディプロマティコを飲んで以来、考えが変わりました。

私にとってはジンでいうところの『タンカレーTEN』のようなポジションを、ラムの中に作り上げたのがこのお酒だったのです。

 

「普通に美味しくて入手性が良い」

 

味と入手性、それに値段という三要素で見た場合、全てを満たしてくれるお酒というのは意外と少なかったりします。(地方では大きな酒屋さんが少ないため)

ラムとしても、単純に旨い酒としても、この『ディプロマティコ リゼルヴァ』は今後の私の人生に添えておく一本だと思っています。
多分探せばもっと良い、私に合ったお酒はあると思いますが、結構入手性が邪魔をするんですよね・・・。

 

ちなみにこれよりちょいと安い『ディプロマティコ マンチュアノ』というのもありますが、これも美味しくて甘くじっとりな味わいがより強調される感じで、当たり前ながら同じブランドでも作り方などで全然味わい違うんだなあ、と思い知らされます。

 

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

 

 

見た目も味わいもスッキリ、だから好きになる『木挽BLUE』☆

 

来てくださり、ありがとうございます☆彡

 

今回は、hinataが担当します♫

焼酎の『木挽BLUE』をいただきます。

 

【今回のお酒】

名前:木挽BLUE

ジャンル:焼酎

製造者:雲海酒造株式会社

アルコール度数:25度

原材料:さつまいも(九州産)、米こうじ(国産米)

価格:300円くらい(200ml)

 

◎どういうお酒?

宮崎県日向灘から採取した、雲海酒造さん独自の『日向灘黒潮酵母』を使用しています。

名水百選にも選ばれた宮崎県・綾町の日本有数の照葉樹林が生み出す清らかな水と、九州産の厳選された芋・黄金千貫を原料に丹精込めて造り上げられた焼酎です。

 

 

【飲み方】

お湯割り

 

【感想】

甘味はあまり無く、爽やかな印象。

辛口ほど辛くはなく、後味がとにかくスッキリしています。

 

 

★★★

 

『木挽BLUE』はその名の通り青色のパッケージなので、焼酎コーナーでも見つけやすいのがいいですね。

吉田羊さんのCMもお馴染みになってると思います。

もうだいぶ前ですが、雲海酒造さんにいらっしゃったことがありました。

看板商品で、プロモーションにも力が入っているのでしょう。

今回私が飲んだ200mlをはじめ、

 

「青角」と呼ばれている720mlなどがあります。

 

見た目も味も爽やかで、焼酎が苦手な方にも飲みやすいと思います。

宮崎のスーパーでは紙パックの2本売りが多く並んでおり、よく売れている印象です。

晩酌で活躍してるんだなぁ~と売り場を見るたびに感じます。

www.unkai.jp

 

www.unkai.co.jp

 

 

★★★

 

もともと焼酎自体が苦手で、大手メーカーさんの銘柄も飲んできませんでした。

それが今や、焼酎がいちばん飲む「お酒」となりました。

コスパが良く、暑さ寒さを問わず、どんな季節でも気軽に楽しめるのが焼酎の最大の魅力ではないでしょうか。

もちろん、「美味しい♪」のは言うまでもありません☆

美味しいだけに、感想がいつも似たり寄ったりのことしか書けませんが悪しからず(笑)(*ノωノ)

他の焼酎をはじめ、『木挽BLUE』をまだ飲んだことがなかったらチェックしてみてくださいね♪

 

~これまでレビューした雲海酒造さんのお酒~

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました♫

 


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甘めで美味しい!?『サントリー ブランデーXO シルキー』!

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今回の記事はnezuの担当です。

今日はブランデーの『サントリー ブランデー XO シルキー』をいただきます。

 

サントリー ブランデー XO シルキー』

 

【今回のお酒】

名前:『サントリー ブランデー XO シルキー』

ジャンル:ブランデー

製造者:サントリー

ブドウ:マスカット

アルコール度数:40度

価格:4000円くらい(660ml)

公式HP:

www.suntory.co.jp

 

◎どういうお酒?

飲料大手のサントリーさんが製造しているブランデーです。

終売品?なのか公式のページもおかしくなっていたり、通販サイトでも売り切れ状態になっています。(XOではなくVSOPは販売中)

私は数年前に酒屋さんかスーパーで投げ売り品になっていたのを購入したのですが(確か2000円くらい)、今では確かにスーパーなどでも見かけないように思います。

 

ウイスキーに比べるとブランデーは情報源やブログなどが少なく、酒屋や飲食店以外ではごく一部の愛好家の方が記事をまとめてくださっているに留まっています。
そのため、ブランデーにそこまで詳しくない私が調べようと思っても情報が見当たらず、せめてどういう立ち位置にあったお酒で、どういうシーンで飲まれたのか、を探っていきたいのですが、それもまた難しい。

 

ですので今回はお酒としての味わいや私のブランデー観などを書いていきたいと思います。

 

 

 

【飲み方】

ストレート

【感想】

ツンとした刺激と梅酒の甘さのような香り。

味わいはマスカット由来なのかパンチは少ないですが、明確な甘さが感じられ、それが心地よい。

ボトルを開けたのがだいぶ昔であるためでしょうが、アルコールの刺激が少なく、単純に美味しく感じます。
昔開けたときは、私が未熟なのかあまり美味しく感じなかったのですが、今なら普通に楽しめる味わいです。(開封直後とは味わいがかなり変わっているかも)

 

当時は「ブランデーあんまり飲んだことがないから特売だし買ってみよう」というくらいの動機で購入し、飲んでみてあまり美味しいと思わなかったのですが、今美味しく感じられるのはどうしてなのか。

開栓直後のものと飲み比べしないとよくわからないですね。

 

 

◎私のブランデー観

国産ブランデーはサントリーさんが安定的に販売しており、スーパーでも低価格帯のものが常備されています。

また外国産ブランデーの代表銘柄であり、コニャックであるヘネシーのVOが3000円台とそれなりに手に取りやすい価格帯にも商品があり、そして高価格帯はどこまでも高額という点はウイスキーと似ていますね。

 

ウイスキーがブレンデッドスコッチの存在のために低価格でも楽しめる銘柄が豊富であるのに対して、ブランデーは選択肢が少ないように思います。

ですがある一定以上の価格帯でみると、高騰化真っ只中であるウイスキーよりも味わいの面でコスパが非常に優れているものが増えてくるのがブランデーだと勝手に思っています。

 

また、知名度のためか純粋に味のためなのか分かりませんが、ブランデーのオールドボトルは滅茶苦茶安いので(超有名なブランド品は除く)、発掘するのが楽しいお酒だとも思っています。

ボトルの形状も豪華で面白いものが多いですね。

 

今回のレビューを通して、「もう少しブランデーも飲んでみようかなあ」と新しいモチベーションが生まれたことが自分のことながら嬉しく感じます。

「ぞんざいな扱いをして悪かったな」

と、

「美味しいお酒でありがとう」

と、この『サントリー ブランデーXO シルキー』のボトルを磨きながら思う一日でした。

 

 

 

 

★★★

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

 

↑これらはよく見かけるのですがシルキーは見当たらず。

 

 

熟成させた、じっくり飲めるグラッパ『オルネライア グラッパ』!

 

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今回の記事はnezuの担当です。

今日はグラッパの『オルネライア グラッパ』をいただきます。

 

『オルネライア グラッパ

【今回のお酒】

名前:『オルネライア グラッパ

ジャンル:グラッパ

製造者:オルネライア

ブドウ:カベルネソーヴィニョン メルロー

アルコール度数:43度

価格:5000円くらい(500ml)

公式HP:

 

 www.ornellaia.com

 

 

 

◎どういうお酒?

ワインを作る際に出る絞りかすから作られる蒸留酒グラッパであり、EUの法律でグラッパと呼べるのはイタリア産のもののみ

今回のグラッパは見ての通り色が付いていますが、通常グラッパは熟成させないものが多い中、『オルネライア グラッパ』は樽熟成させているためしっかりと色がついています。

左『オルネライア』右『ポーリ』

ワインは門外漢なので上手く説明できませんが、イタリアのトスカーナのワインに『サッシカイア』と『オルネライア』という名門があり、それらは「スーパータスカン」と言われています。
それはトスカーナ産のワインであると名乗ろうとした場合、法によって使用されるブドウはイタリア産に限定されるのですが、オルネライアやサッシカイアなどは美味しさを追求するためそういった縛りを超えてワイン作りを行いました。
その結果による素晴らしい味わいから「スーパータスカン」というくくり・名称が生まれたわけで、イタリアワインとして高い評価を得ていることがわかります。

そんな製造者が作る、樽熟成させたグラッパです。

ちなみにサッシカイアもオルネライアと同様にグラッパを販売しています。
※漫画『レモン・ハート』にも登場します。

 

【飲み方】

ストレート

【感想】

グラッパが持つ、特有の香りがまずあります。
この特有の香りがなかなか自分では表現できず、焼酎で受けるようなクセを感じるのですがもちろん焼酎のそれとは違い多少甘さを感じられます。

味わいはフルーティーな甘味と控えめに並走する渋みがあり、熟成の影響かアルコールっぽさを感じさせないまとまりを感じさせます。
熟成させないタイプのグラッパは荒々しさを感じられることが結構ありますが、こちらはしっとりしていますね。

 

ストレート以外で飲んでいませんが、特有の香りや味わいから普通にそのまま飲んだほうが良さそうです。今後は試してみたいとも思っています。

 

私はまだあまりグラッパを飲めていないので(多分10種類くらい)グラッパというジャンルを語るには経験が足りませんが、その中で考えてもこの『オルネライア』は美味しいグラッパだと思います。

熟成が大正義というわけでなく、好みや状況の使い分けだと思うのですが、熟成させてあると普段ウイスキーやジンを飲むような感じで楽しめるのは良いですね。

 

少し残念なのは、このボトルでの販売は終わっていて別の形で販売されていますが値段が結構上がっていること。
サッシカイアのグラッパも高いです。
それとグラッパ自体を扱っている酒屋が少ないので(地方では)、入手性は高くないのも難点。
サイゼリアではオルネライアとは違いますがグラッパを提供しているようです。
宮崎にはサイゼありません・・・!

よって宮崎ではグラッパへの接点がBarや極一部の飲食店にしかないんですよね。

一応県内でグラッパ(ブランデー)を作っているので機会があればレビューしたいと思います。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

 

 

 

 

「ちょうど良い」がココにある、ずしっと『霧島《宮崎限定》』☆

 

来てくださり、ありがとうございます☆彡

 

今回は、hinataが担当します♫

焼酎の『霧島《宮崎限定》』をいただきます。

 

【今回のお酒】

名前:霧島《宮崎限定》

ジャンル:焼酎

製造者:霧島酒造株式会社

アルコール度数:20度

原材料:さつまいも(九州産)、米こうじ(国産米)

価格:230円くらい(200ml)

 

◎どういうお酒?

白麹仕込みの本格芋焼酎

創業100年という節目の年に焼酎造りの原点を見つめ、これまで霧島酒造を支えてきた地元宮崎の人々に向けて、感謝の気持ちをカタチにするため誕生しました。

原料の風味を活かしたブレンドで、ずしっとした響く飲み応えと長い余韻が特長です。

 

【飲み方】

お湯割り

 

【感想】

ほんのり芋の香りを楽しめます。

甘味が優しく、飲みやすいです。

とにかくクセがないので日常酒になるのも納得の1本です。

 

 

★★★

 

今回の焼酎は宮崎限定ですが、インターネットなら宮崎県に住んでいなくても購入可能のようです。

私が購入したペットボトルは無いかもしれませんが、

ボトルで買うのも良し♪

 

紙パックで買うのも良し♪

 

www.kirishima.co.jp

 

 

★★★

 

そういえば☆

ボトルや紙パック、プラスチックボトルなど容器の違いで味の変化はあるのでしょうか。

焼酎は特に多様な容器で販売されているので、一瞬気になります・・・

が、

 

「美味しければこだわらない」

 

のが私のお酒に対するスタンスです(笑)ヽ(^o^)丿

なので、逆を言えば超~高額なお金を払ってお酒を飲むこともありません。

「ほどほど」という言葉が大好きです。

あと、「ぼちぼち」も☆

 

お酒は飲み物なので、継続して飲み続けられる銘柄に惹かれます。

特に焼酎は定番商品の中でお気に入りを求めて、日々楽しく晩酌をしています。

人生で一度だけ、というのも特別感があって良いですが、背伸びしすぎず穏やかにお酒ライフを送るのが目標です。

 

飲み物で人生で一度だけ・・・

ふと思い出すのは、インド旅行。

もぎたてのオレンジジュースやスイカジュースは美味しかったですね~。

水は飲めないけど、天然果汁100%のジュースはやっぱり格別でした☆

 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました♫

 


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フェンネルの香りと上質な味わい『カブラボック ジン』!

 

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今回の記事はnezuの担当です。

今日はスペイン産のクラフトジン『カブラボック ジン』をいただきます。

 

『カブラボック ジン』

 

【今回のお酒】

名前:『カブラボック ジン』

ジャンル:ジン

製造者:SPIRIT OF THE ISLAND社(スペインのマヨルカ島

輸入代理店:株式会社エムス

アルコール度数:40度

ボタニカル:ジュニパー、フェンネル、オレンジの皮、レモンの葉、レモンバーベナ

価格:5000円くらい

公式HP:

www.cabraboc.jp

 

◎どういうお酒?

 

スペインのリゾート地、マヨルカ島にて生産されているハーブやフルーツを使って生み出されたジン。
カブラボック=CABRABOCというのはカラタン語で雄の山羊を意味し、神聖で手つかずの自然を象徴する生物とのことで、伝統的かつ地中海のライフスタイルに基づいて作られている高品質なものであり、5000円というそこそこに良い値段を納得させるだけの力を持つ美味しいジンであります。

公式HPによるとワイン蒸留液を使用とあるので、ベーススピリッツの大元はブドウなのでしょうか。

 

【飲み方】

ストレート・ロック・トニック割

 

【感想】

まずはストレートです。

なんといっても強烈なのはフェンネルの華やか・甘さを感じさせる香り。
フェンネルのリキュールじゃないのかと思ってしまうほどの主張があります。

ハーブを使用しているとのことですが、薬草っぽさはそこまで感じずに上手くまとまっています。

味わいに関してはじっとり目の甘さが先にきますが、その後にようやく複雑なハーブの苦味や柑橘っぽさが感じられ、心地よい苦味と甘みが、雑味のないスピリッツの中で調和し、スッキリ飲みやすい印象です。
ただしフェンネルの香りが苦手な方はきついかもしれません。

 

次にロック。

メーカーさんはロックを推しています。

確かにロックにしても味わいがぼやけることなく、甘みが鋭敏に存在を主張します。

水っぽくならず、より際立った甘みが感じられます。

 

ついでトニック割ですが、メーカーさんは意外?にそこまで推していない雰囲気。
ウイスキーなどはともかく、ジンでそういうこだわりを見るのは珍しいかもしれません。

飲んでみるとトニックの苦味が添加され、ジンの甘みとトニックの苦味が並走して味の強い飲み物が出来上がりました。
美味しいことは美味しいのですが、カブラボックジンの存在感が良くも悪くも消えないので、カクテルとしてキチンと作る場合は工夫がいるような気がします。

 

 

総評として、かなり美味しいジンです。
ただしオーソドックスなロンドンジンスタイルではなく、フェンネルの華やかかつ甘い香りが支配的。
しかしそれを考慮しても、単純に一つのスピリッツとして見たときの一体感や雑味のなさ、アルコール感を感じさせない呑み口は非常に感動的で、仮に香りが苦手だとしても、スピリッツとしての美味しさは分かる、というほどの銘柄になっていると個人的には思います。

 

値段は5000円といかにもクラフトジンな価格帯ではありますが、それに見合った満足感はあると思います。
難点なのは購入ルートが限られている点。
私の場合は『ヴァンゴッホ ウォッカ』を取り扱っているヴァンゴッホウォッカ銀座店」の営業さんが宮崎のデパートの物産展に参加されており、そこでカブラボックジンを試飲させていただき、購入に至りました。
関東にお住みの方なら、どうにか購入できるかもしれません。

ちなみに「ヴァンゴッホ」のリキュールはどれも美味しかったです。
もし機会があれば、試飲されるのをおすすめいたします。

 

★★★

今回はスペイン産のジンの紹介となりましたが、本当にスペインのジンは美味しいものが多いです。
食べ物も美味しいと聞きますし、それだけお酒づくりが上手い国なのかもしれません。
どこの国も地域に根ざした生産物があると思うのですが、ただそこにあるものをどのように活かすか、どのように知ってもらうか。
お酒一つとっても様々な話題の切り口があり、それもまたお酒に楽しみを加える一つの要素だと私は思います。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

 


ヴァンゴッホのお酒自体入荷が少なく、なかなかみつかりません・・・!