ひなたのお酒レビューブログ

hinataとnezuによる、お酒、宮崎満喫ブログ!

初めての栗焼酎『ダバダ 火振』!

ブログ訪問、ありがとうございます!

今回の記事はnezuの担当です。

今日は栗焼酎の『ダバダ 火振』をいただきます。

 

 

【今回のお酒】

名前:ダバダ 火振

ジャンル:焼酎

製造者:株式会社無手無冠

アルコール度数:25度

原材料:栗 麦 米 米麹

価格:1800円くらい(900ml)

 

◎どういうお酒?

高知県株式会社無手無冠さんが製造している栗焼酎です。

私の住む宮崎県でも栗焼酎はあるので個人的に珍しさは感じないのですが、焼酎というジャンルの中では少数派だと思います。

 

 

私も存在を知っているだけで、栗焼酎自体をじっくり楽しむ機会はなかなかなく、宮崎でも限られた飲食店にしか置いてないし、スーパーなどでも見かけないため身近とは言い難いですね。

高知県ではどのような存在であるのか、機会があれば出身の方に聞いてみたいです。

 

お酒の話に戻すと、栗をたっぷり50%も使用している焼酎とのこと。
栗焼酎で検索するとTOPに出てきますし、確か漫画「BAR レモンハート」にもでていた気がします。

高知は日本酒が強いエリアらしく、そんな中でも地域の特産品を活かそうと栗焼酎が生まれたそうですが、今現在ここまで認知されるのは相当な苦労があったんじゃないかと思われます。

 

ちなみに変わった名前の焼酎ですが、ダバというのは憩いの場である駄場(だば)と鮎漁法である火振漁から名前の由来としているそうで、地域の伝統・文化に根付いたネーミングであると同時に、どこかインパクトがあるいい名前だと思います。

 

【飲み方】

ストレート

【感想】

蓋を開栓した瞬間に強烈な香り。ニッケのような、しかし強くないがスパイシーさと甘さを感じる香り。舌触りは非常に軽やかで、控えめな甘みと苦みで意外と飲みやすい。

栗自体が結構クセというか特徴のある味わいだと思うのですが、イメージとは裏腹にスムースな味わいだったのは面白いです。

私は焼酎の後味が苦手なのですが、この焼酎からはそれを感じることがなく。

しかし一方で辛味などを感じるのはいいのですが栗っぽさは感じられなかった、というより私が栗焼酎の経験値が低すぎて拾えないのでしょう。

逆に言えばだれでもかれでも想像するような栗の甘さがする焼酎、という感じではないですね。

 

900mlで2000円を切っているというのはさすがコスパの焼酎ジャンルですね。

洋酒だと変わった材料やボタニカルを使用するとどうしても値段が上がってくるのですが、日常酒である焼酎のジャンルとしての強みはここにあるとつくづく思います。

保存性や入手性、地域生産物の加工品、伝統や文化を担っている側面からも日本にとっては重要なものであることには疑いの余地はありません。

缶チューハイハイボール缶など手軽な缶製品はそれはそれで良いのですが、しかししっかりと身近に居座ってくれる焼酎を見ると、ある種の安心感を私は感じてしまいます。

話はそれましたが、今回の焼酎が私にとって非常に面白かったため、機会があれば別の栗焼酎もトライしてみたいと思います。(レビューはhinataがするかもです)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 

 

 

 

日本酒仕込みの梅酒、『梅乃宿の梅酒』☆

 

来てくださり、ありがとうございます☆彡

 

今回はhinataが担当します♪

『梅乃宿の梅酒』をいただきます。

 

【今回のお酒】

名前:梅乃宿の梅酒

ジャンル:リキュール(梅酒)

製造者:梅乃宿酒造株式会社

アルコール度数:12%

原材料:梅(奈良県産)、醸造アルコール、日本酒、糖類

価格:1600円くらい(720ml)

 

◎どういうお酒?

蔵人が丁寧に醸した日本酒と、奈良県西吉野産の梅の実を使用した梅酒。

梅酒に適していると言われる白加賀(しらかが)・鶯宿(おうしゅく)を6個分、贅沢に使用しているそうです。

日本酒仕込みの梅酒の先駆けとなった、梅乃宿さんのスタンダードな1本です。

 

 

【飲み方】

ソーダ割り

(梅酒と炭酸水を、1:2の割合)

 

【感想】

甘味、酸味がちょうど良いです。

油断するとすぐに飲み終わりそうなので注意が必要(笑)。

軽やかでバランスのとれた味わいがクセになりそうです。

 

 

★★★

 

梅乃宿酒造さんは奈良県葛城(かつらぎ)市にあります。

有名なお酒は、日本酒や

 

果物を使用した『あらごし』シリーズのお酒が人気なのではないでしょうか。

 

【あらごし梅酒】もあるそうです。

 

私が飲んだ物はコチラです☆

広告の商品と私が頂いた物のラベルが異なるのですが、恐らく同じ物だと思っています(;'∀')

 

www.umenoyado.com

 

 

ちなみに☆

これまでに梅酒は一度だけレビューしました。

コチラ↓の『文蔵さんの梅酒』は熟成されていて、これも美味しかったですね~( *´艸`)

hinata0513.com

 

 

★★★

 

今回のお酒は、学生時代の友人から頂いた物でした。

夫婦でお酒を嗜んでいる事を知っているので、その心遣いが嬉しいですね。

私も思わず贈りたくなる商品だと思いました。

 

梅酒は手作りする方法もありますが、まだ挑戦した事がないです。

梅干し作りは今年も実行していて、今回で4回目くらい?です。

面倒くさがりな私が唯一、毎年頑張っている事かもしれません(笑)( ̄▽ ̄)

雨音を聞きながら出来上がりを楽しみに待ちます。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました♫

 

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ライスウイスキー?でもコレはコレで美味しい『沖縄 ISLAND BLUE』!

 

ブログ訪問、ありがとうございます!

今回の記事はnezuの担当です。

今日はライスウイスキーの『沖縄 ISLAND BLUE』をいただきます。

【今回のお酒】

名前:『沖縄 ISLAND BLUE』

ジャンル:ライスウイスキー

製造者:久米仙酒造

アルコール度数:40度

価格:3000円程度/500ml

公式HP

kumesen.co.jp

 

◎どういうお酒?

九州、沖縄の久米仙酒造さんが製造している米を原料にしたウイスキーです。

もともと泡盛という沖縄特産の蒸留酒を製造していたので、スピリッツ製造のノウハウなど技術の蓄積があることに加え、宣伝やクラファンの利用など話題性・広告戦略などを活発に行っており、製品への熱量が感じられます。

日本全国に焼酎蔵さんはありますが、当然ながらその全てがウイスキーやジンの製造に着手しているわけではなく、その中の一部の酒造さんがこうした国産洋酒に挑戦されています。

一部とはいえ以前に比べれば多くのメーカーさんが挑戦されているなかで、安定して飲まれ続けるためにはこうした宣伝や戦力も必要なのだと思います。

 

この沖縄ISLAND BLUE、ジャンルとしてはウイスキーという大枠の中では少し変わった「ライスウイスキー」となり原料は米になります。少数ではありますが、他の酒造さんでこのライスウイスキーを作っているところもあるようです。

 

今回紹介する沖縄ISLAND BLUEは、エントリーモデルですが他にも8年熟成品などもあります。

 

⇡43度のもの、8年熟成、ニューメイクの飲み比べアイテム

 

 

【飲み方】

ストレート

【感想】

他のウイスキーとは異なる、甘い香り。異質ではあるが不快さはなく、パンケーキのような優しさ。

味わいに関して、すっと入ってくるスムースな感触。軽めの甘さが最初にきたあと、骨太の苦み辛味が追いかけてきます。

ウイスキーではあるのですが他のウイスキーでは感じられない独自の美味しさがあります。

 

 

大変失礼な話なのですが、当初はこのライスウイスキーに関してネガティブなイメージを持っていました。以前より沖縄からは少数ではありますがウイスキーがリリースされていたりはするのですが、味わいが結構独特なのでウイスキーと楽しめるかどうか難しいかなと感じていたからです。

 

しかし今回のお酒はそんな心配は無用でした。

原料由来なのか、けっこう独特な風味はありますがそれが悪い方向ではなく、単純に美味しいスピリッツとして上質な味わいを生み出していると思います。

500mlで3000円なので安いとは言えませんが、しかし1万円前後が当然になりつつある国産ウイスキーの中にあっては手に取りやすい範囲であることは間違いなく、そこは好印象です。

少し変わってはいますが、クセ強すぎで飲み手を選ぶ、という感じではなく比較的広い範囲で楽しめる良いお酒だと思います。

機会があれば一度飲んでみて欲しいお酒の一本です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 

↑3度高いレギュラー品

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熟成されたホワイトラム、コク深い『ハバナクラブ 3年』☆

 

来てくださり、ありがとうございます☆彡

 

今回はhinataが担当します♪

ラムの『ハバナクラブ  3年』をいただきます。

 

【今回のお酒】

名前:ハバナクラブ  3年

ジャンル:ラム

アルコール分:40%

原産国:キューバ(スペインにて瓶詰)

輸入者:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社

価格:1300円くらい(700ml)

 

◎どういうお酒?

肥沃なキューバの大地から収穫された上質のサトウキビを原材料に、最適な環境と伝統的な技術によって造られています。

ホワイトラムとしては珍しい、オーク樽でじっくり熟成された深くコクのある味わいです。

カクテルをより豊かな味わいに仕上げ、キューバの代表的なカクテル『モヒート』や『ダイキリ』の材料になくてはならないものです。

 

 

【飲み方】

コーラ割り

(写真は無いけど、お湯割りも飲んでます)

 

【感想】

別々に飲んで美味しい飲み物を合わせているので、一緒に飲んでも美味しいことに変わりはないですね(*^▽^*)

暑い夏の日に飲みたい一杯です。

そして、お湯割りは程良い甘味が感じられ、後味はスッキリ。

クセが無くて飲みやすいので、色んな飲み方を選べる万能なラムだと思います。

 

 

★★★

 

ハバナクラブ』はキューバ1878年に誕生し、100年以上にわたって愛され続けているラム酒の老舗ブランドです。

ラインナップとしては、

【3年】

 

【7年】

 

【セレクション ド マエストロ】

 

【15年】があるようです。

 

ちなみに☆

ラベルにデザインされているのは、ハバナ港入り口の街にある" ヒラルディア "と呼ばれる女性のブロンズ像。

永遠の若さを求めて旅立った水兵の夫を、辛抱強く待ち続けたという物語がモチーフになっているとのこと。

 

ペルノ・リカール・ジャパン株式会社】

https://www.pernod-ricard-japan.com/

 

 

★★★

 

ハバナクラブ  3年』は、初めて飲んだ日から一瞬で虜になりました。

味わい、値段、入手しやすさ・・・とてもバランス良く感じます。

何より、季節を問わず飲み方を選ばず楽しめるのがオススメなところです。

特にラムのお湯割りは商品によって合う・合わない(あくまでも個人的な意見です)があると思っており、その壁を突破してきたので感激でした(´;ω;`)

キューバに行ったことはないけど、今回のラムで少しは身近に感じられる気がします。

ホワイトラムではお気に入りの1本です。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました♫

 

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クラフトジンの作り手が集結『OSUZU GIN DistiRally NEXT 2022』!

 

 

ブログ訪問、ありがとうございます!

今回の記事はnezuの担当です。

今日はジャパニーズクラフトジンの『OSUZU GIN DistiRally NEXT 2022』をいただきます。

 

【今回のお酒】

名前:『OSUZU GIN DistiRally NEXT 2022』

ジャンル:ジン(国産クラフトジン

アルコール度数:45度

価格:4400円程度

製造者:尾鈴山蒸留所

製造地:宮崎県

公式HP(公式オンラインストア):

osuzuyama.co.jp

※売り切れ中です

 

◎どういうお酒?

2022年に発売された尾鈴山蒸留所のクラフトジンです。
ジンの作り手達を結びつける企画、『DistiRally NEXT』において、2022年は宮崎県の尾鈴山蒸留所を主体に19の蒸留家が集まり、作り出されたのが本銘柄です。

当時もそれなりにジン界隈はHOTでしたが、特にジンの動きを追っていた私としては

「うわ~、なんてヤバい企画なんだ!」

と興奮したものでした。

なんせ参加されているのが、ジン好きなら全部知ってるレベルの蒸留所のみなさんだったわけで、そういう動きがあること、そして製品がでることに興奮と嬉しさがあったことを覚えています。

それぞれのボタニカルを持ち込んで作るジンというものに当然ながら私は惹かれました。

以下が使用ボタニカルです。

【使用ボタニカル】
ジュニパーベリー、檜葉、辺塚だいだい、アボカドの種、クロモジ、桜島小みかん、大和当帰、よもぎ、甘夏果皮、緑茶、ホーリーバジル、カカオハスク、アカエゾマツ新芽、タンカン、ワサビ、ハマナス、いりごま、マイヤーレモン、カルダモン、碾茶

※リカーページさんより引用、HP↓

liquorpage.com

 

出た当初、当然BARで飲んだのですが、当時のわたしは別の尾鈴ジンが気に入ってしまい、こちらはレビューせずじまいでしたので、今回あらたに記事にしようと思った次第です。

 

【飲み方】

ストレート

【感想】

香りから個性があり、通常の尾鈴ジンとは変わっています。オリジナルが榊を使用しているためかウッディなフレーバーだったのに対し、今回は様々な素材を使用しているためかハーブっぽい香りが主体になっています。
尾鈴ジンはハーバルさが主体ではないので、そういう意味では異質な一本といえます。

味わいは甘みとハーブの苦みが感じられますが、「辛さ」もどこからか拾えます。

オリジナルの方にもある辛味+苦みのフィニッシュはこちらも存在していますが、ボタニカルが複雑な分、その味わいも複雑味が増しているように思います。

 

発売当時、同時期?か忘れましたが遠くない時期に尾鈴ジンのワインカスクフィニッシュみたいなものが、コラボ商品として発売していました。

そちらのほうが熟成の影響なのか飲みやすく素直に楽しめる味わいだったので、印象がそちらにひっぱられてしまい、こちらはだいぶ遅れてのレビューとなってしまいました。

今回飲んでみて、やはり面白さはあるな~と思いBARでオーダーしましたが、やはり一本欲しいですね。

2023年も別の蒸留所さんが主体となって製品がでているので、そちらもチェックしたいなと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

↑尾鈴ジンのスタンダード 200mlなので買いやすい

 

↑広く好評なのがこちらの尾鈴ジン金柑。金柑の甘みが飲みやすさに繋がってます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穏やかさを纏って・・・『九頭龍 燗たのし』☆

 

来てくださり、ありがとうございます☆彡

 

今回はhinataが担当します♪

日本酒の『九頭龍  燗たのし』をいただきます。  

 

【今回のお酒】

名前:九頭龍  燗たのし

ジャンル:日本酒

製造者:黒龍酒造株式会社

アルコール分:15.5度

原材料名:米(国産)、米麹(国産100%)

精米歩合:65%

日本酒度:+4.5

価格:1600円くらい(720ml)

 

◎どういうお酒?

季節限定商品で10月に販売された物です。

低温で長期に熟成させた純米酒は、時の流れと共に穏やかさとまろやかさを纏います。

秋から冬限定の燗専用酒で、好みの温度に温めて楽しむのに適しているそうです。

 

 

【飲み方】

 冷

 

【感想】

お燗専用の日本酒を、「冷」でいただきました(;^ω^)

温度帯が全く違いましたが、それでも穏やかさは十分に味わうことができました。

本来の楽しみ方とはズレてしまったものの、美味しい物は美味しい。

そんな力強さも感じられる1本でした。

 

 

★★★

 

黒龍酒造さんは福井県にありますが、福井県のお酒を飲むのも今回が初めてでした。

ホームページを拝見して興味深かったのは、『燗たのし』という酒燗具を開発されたエピソード。

これはポットのお湯で手軽に「ぬる燗~上燗」にお燗がつけられる道具。

業務多忙な飲食店で『九頭龍  大吟醸燗酒』を適温で提供してほしいという願いを込めて開発されたそう。

そして、家庭でもレンジで作るのではなく、湯煎でじっくりと温める風情のあるお燗文化を楽しんでもらいたいとの事です。

見た目からも風情を感じられて素敵ですね☆

 

ちなみに、私が飲んだ純米酒は720mlと

 

1800mlの物があります。

www.kokuryu.co.jp

 

 

★★★

 

『燗たのし』の酒燗具の開発エピソードを知ると、「冷」で飲んだ罪悪感は増すばかりです( ̄▽ ̄)

有難く美味しく飲ませていただきましたので、黒龍酒造さんの日本酒に親しむ方が増える一助となれば幸いです。

 

ビールや焼酎を選ぶ人もいれば、日本酒を好む人もいる。

アルコールが良い人もいれば、ノンアルコールが良い人もいる。

お酒は嗜好品なので、気楽に自由に選べる楽しさが魅力の一つかなと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました♫

 

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お酒は味だけじゃない~変わったボトル達(nezuのつぶやき)

 

ブログ訪問、ありがとうございます!

今回の記事はnezuの担当です。

今日はお酒の味のレビューではなく、少し変わった方面から紹介したいと思います。

 

 

唐突ですが、皆様は好きなお酒のボトルってありますか?

もちろん美味しさで好きになることがほとんどでしょうが、お酒のボトルって味以外にも楽しめる要素があるんですよ。

その最たるものが視覚による楽しみ、ボトルデザインだと思います。

 

 

↑スコッチウイスキー『ホワイトマッカイ』の陶器ボトル

 

↑スコッチウイスキー『イ モンク』のミニボトルが内蔵されたランプ風インテリア

 

テキーラの『アハ トロ ディーヴァ』

 

↑透明なブランデー 『ゴデ アンタークティカ』

 

『とうがらし焼酎といちごのオードヴィー』

 

(最後の宮崎産のお酒以外、全部分かる方は相当だと思います・・・。)

 

 

お酒は嗜好品ですし、中身が美味しいのは前提といいますか(好みはあるにしろ)、美味しくなければ外装ばかりこって中身をどうにかしろだとか、シンプルにして安くしろとか、そういわれちゃうことがあるかと思います。

実際、中身よりもボトル自体にめちゃくちゃ価値があるというものも存在してはいます。

 

ただまあ、そこまで極端ではないにしても、やっぱり外装・見た目もそれなりに大事だとは思うわけです。

お酒はジャンルだけでもものすごく数が多いし、その中の銘柄となればもはや把握しきれない膨大な量になります。

特に今流行りのクラフトジンに関しては、味はもちろん大事ですが外観のあり方も非常に大事になっていると私は感じています。それがジンはまだまだ蒸留所ごとのブランディングが成熟されていない=熱狂的なファン層、コミュニティがまだまだ小さいので、味わいや特性の共有化がまだまだ進んでいないのかなあと思っているわけです。

(もちろんかつてないほど大きい熱量で今現在は進行していると思います)

 

ウイスキー、特にスコッチウイスキーに関しては蒸留所ごとのアイデンティティだったり、味わいに関する情報の共有化はかなり成熟していると思いますし、今現在での情報発信媒体で一番多く、広く扱われているジャンルであることは間違いないと思います。

(もちろんウイスキーが一番すぐれた酒である、という趣旨ではないです)

 

少し脱線しましたが、同じくらいの価格帯で情報量や知名度もほぼ同程度だった場合、クラフトジンを買う決めてになるのはボトルデザインではないかなあ、と思います。

飲み慣れている方はボタニカルの優先順位が高くなるでしょう。

しかしそこまでまだ入り込んでない方にとっては、目を引くデザインというのはやっぱり大事だと思います。

実際私が最初に買ったジンは『ボンベイサファイア』でしたし、最初に買ったスタンダードジン以外のジンは『タンカレーNO.10』でした。

 

以前、私が作ったお酒の動画のコメントにこういうものがありました。

 

「お酒は飲めないんだけど、インテリアとして欲しいからお洒落なボトルを教えてほしいです」

 

お酒は飲めなくとも、お酒のボトルの雰囲気を味わいたいという方もいらっしゃるようで、私は少しうれしくなりました。

もちろん飲んでいただける方が生産者としても嬉しいと思いますが、だからといってデザイン性に興味を持つことを否定することも少し違うかなあと感じます。

お酒はカテゴリーに様々なデザインや傾向があります。

 

ウイスキーは基本的には伝統というかかっちりラベルに情報が書き込まれているものが多い反面、芸術性(プロのイラストレーターや画家が手掛けるものも多い)、形状に遊びがあるものも多いです。しかし大体は似たような形状で横並びさせてニヤニヤするのが面白いジャンルじゃないかなと思います。『フロム・ザ・バレル』とかどうやって並べるかちょっと悩みません?

⇡(今こんなにするんですか・・・)

 

 

ブランデーは高級感があるものが多く、形状もゴージャスで「良さそうなお酒だ!」という視覚的効果が高いジャンルですね。すごいきらびやかな形状にまざって普通のボトルにラベルだけという飾らないものがあるのも逆に渋くて惹かれます。

 

ジンは基本的にはスタイリッシュ&簡素なものが多い中、それぞれのおしゃれだったり季節感だったり、表現したいことを表現している、美術館のようなジャンルですね。

 

 

ウォッカは一番スタイリッシュなジャンルで都会的な洗練されたデザインのものが多いと思います。残念なのは国内に入ってる種類がまだまだ少ないのかなあという点。

 

 

ラムは器用な印象です。ウイスキーのような伝統的なスタイルのものが多い反面、地域性を表現したもの、遊び心が強いものなど多種多様なデザインのものが存在します。

 

最後にテキーラですが、今現在メキシコでしか作られていないこともあって、地域性、国の文化を表現するのものが多く存在します。しかし都会的なデザインでスタイリッシュなものも意外と多いジャンルでもあります。

 

こういったボトルデザインを通して、普段お酒にこだわりない方にも手にとってもらって、愛着を覚えてもらうと酒飲みの一人としては嬉しいと思うわけです。

そこで選択者としての“あなた”が存在するわけで、こうした自分で選んで買うという過程と選択の有無が大事だと私は思うわけです。

生産者の意図と購入者の感性がマッチして消費するということ、その導入してデザインから見るお酒もまた面白い要素ではないでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!