ブログ訪問、ありがとうございます!
今回の記事はnezuの担当です。
今日はいつものお酒レビューと違い、nezuが購入のタイミングを見逃して後悔したお酒達を紹介いたします。

(↑買って良かったお酒)
◯あのとき買っておけばよかった!
後悔するポイントの一つに「値上げ」があると思いますが、単純な値上げの場合は触れないです。(値上げするなら買っておけばよかった!みたいな感じ)
極論を言ってしまうと、ウイスキー需要の高まりやロシア・ウクライナ以降の資材などの高騰によって基本的にはウイスキーは値上がりしていますし、それ以外の洋酒もだいたい値上がりしています。
ただしものによってその幅が全く違うというのは面白い点だと思います。
よろしければお付き合いください。
◯味もスペックも知らない、単純にデザインが気に入った
『アラン ブロディックベイ』
今でこそ普通に知名度があがり、10年がある程度安定して買えるようになってきたアラン蒸留所。
7、8年前?くらいに某リサイクルショップで見かけました。
買えてないので写真はないのですが、箱のラベルに美しい風景が描かれてて、「欲しい!」ってなったんですが当時はいまほどお酒にはまってたわけでもないので、
「1万2000円(うろ覚え)」は多分高いよなあ」
と見送りました。
終売かつ今はどこにも売っておらず、のちのち調べたら20年熟成で2万円くらいのボトルということで。
当然ながら次いったときは無くなってました。
個人的には値段というよりもボトルの雰囲気が好きだったので買っておけばよかったと思った一本です。
◯幻をこんなにひょっこり見かけてしまっていいのか?
『チンタラリ』
チンタラリ、という幻?の芋焼酎をご存知でしょうか?
幻かどうかはともかく、私は知っていました。
というのも、お酒漫画の『BAR レモン・ハート』に登場していたから。
これも某所で見かけて3000円だったのですが、焼酎で3000円は高いなあと思って見送りました。多分だれも買わないだろうと判断して、また後日買えばいいか、と。
当時の値段は知りませんが、今結構な値段しますね。
プレミア焼酎である『森伊蔵』は飲もうと思えば飲める焼酎ですが、こちらの焼酎は多分置いてあることが稀だと思うので本当に後悔しました。
ボトルも色合いが綺麗なんですよね~。
当然ながら次いったらなくなってました。
◯ジャパニーズウイスキーマニアじゃないけど、あれば欲しいよね!
『響21年』
このジャンルは言ってしまえばいくらでもネタがありそうなのですが、一応買える環境にありながら買えなかったことを後悔(軽く、ね)。
9年前?くらいでしょうか。
普通にスーパーで定価で売ってたのが『響17年』と『響21年』。
17年が1万2000円で21年が2万5000円くらいだったかな?
けっこう長い間売れ残ってたんですよ。
カジュアルBARで響のノンエイジ飲んだときに、マスターから
「高いし無理に飲まなくていいと思うよ」
と言われてそのときは響に良いイメージなかったんですよね。
とはいえ当時の響ノンエイジ5000円でしたけど、そのときの感覚では5000円でも高いよ、みたいな雰囲気でした。(宮崎のとある小さな範囲での話)
気がついたらなくなってたけど、ま、そりゃそうか、という感じ。
一応17年は買えたんで、飲んでみたら美味しかったので、そこから
「あ~21年も美味しそうだから買っておけばよかったなあ」
と軽く思いました。
飲もうと思えばBarで飲めますし(今の値段だとめちゃくちゃ高そうだけど)。
◯話題性良し、味もきっといいよね!
『キルホーマン ブランブルリキュール』
スコッチ、アイラの中でも比較的若く、だけど美味しい『キルホーマン』。
そんなキルホーマンがブラックベリーのリキュールを出していたんですよ。
某酒屋に取り扱いがあったのですが、19度のリキュールだし開けちゃうと早めに消費しないとなあ、という気持ちが働いて見送ったら今現在は国内流通がなくなってしまってて。
私の単なるイメージですがスモーキーなカシスリキュールって感じなのでしょうか?
ウイスキーメーカーさんは時折、銘柄の派生商品のリキュールを製造することがあるのですが、バーボンは別にしてだいたいはそれらは一時期のみの販売ということが多く(確かマッカランもあったような)、気がつくと買えなくなってしまうことが多々あり。
気になる蒸留所のリキュールはやっぱり買っておこうと思いました。
バーボンはだいたい安定している(ハニーやらアップルやら)のですが、メーカーズマークのミントジュレップみたいな例もあるので油断できないですね。
↑ジャックダニエルもアップル出してたんですねえ
◯美味しいジョニ青の度数高め、美味しくないハズがない・・・
『ジョニーウォーカーブルーラベルカスクストレングス』
ジョニーウォーカーのレギュラー品での最上位銘柄、ブルーラベル。
ボトルの風格からして存在感のある一本で、ある程度普及しているが故にBarで飲むことはできる銘柄。
もちろん美味しいのですが、それらの度数を高めたいわゆるカスクストレングスというものがたびたび限定品?扱いで販売されています。
私が見たのはこれのポルシェデザインだったような。
東京旅行中に目白の田中屋さんというスピリッツの聖地にて見つけたのですが、旅行中にそんな散財しなくても、と思いとどまり、しかし結局は細かいお酒をその値段分買ったんですよね。(ジョニ青カスクストレングスは2万円くらいでした)
そういえば何買ったっけな。

8年前の画像。
よくわからない選択してますね。
メモ代わりに値段変遷の記憶をたどると、
エドラダワー13年 シャルドネカスク 7000円くらい?→終売
ラフロイグPXカスク 7000円→11000円くらい
グレンドロナックカスクストレングス 5000円くらい→18000円くらい
ピンクピジョン(ラム) 3000円くらい→流通なし?
ベルーガノーブル(ウォッカ) 4000円くらい→流通なし?
ホワイトバーチ(ウォッカ) 2800円くらい→通常品流通なし?
フィラーズ28 ドライジン 2800円くらい→4000円くらい
こうしてみると値上がりはもちろんですが、買えなくなった銘柄もけっこうありますね。
◯ジンで2万円!?そんな馬鹿な!!
『ジンベレ』
某ワイン専門店に初めて入ったときのこと。
店内はワインや段ボール箱でぎっちり埋まっており、辛うじて通れる通路がある程度。
店員さんに「何かお求めですか?」と言われたので、場違いだろうなと思いながらも恐る恐る「ジンを探してまして」と告げました。
店員のおばちゃんは奥の店主さんにその旨を伝えると、
「ジン?あるけど2万するよ」
みたいなことを言われました。
(は?ジンで2万?何かプレミアムな奴でプレミアムな値段つけてるのかな?)
今でこそジンで一万超えるものは度々でてきますが、当時ジンで希少性とか抜きに小売価格で1万超えるものは多分なかったと思います。
ビーフィーターのバローズリザーブがかろうじて8000円だったし、クラウンジュエルの再販も8000円くらいでした。(すぐに転売価格になりましたが)
もし超えるものがあるとすれば、ジュネヴァの年代ものは超えたかもしれませんが2万はなかなかのもの。
のちのち調べると、そのジンは『ジン ベレ』といい、知る人ぞ知るドイツのスティーレミューレに比肩しうる品質のジンという触れ込み。
これ自体はベルギーのジンですが、有名なクラフトジン、モンキー47のクリストフ ケラー氏が参画しているスティーレミューレを引き合いに出しているのですから、時間が経過するほどこのジンについて興味が高まりました。
↑値段はモンキーの4倍!!
ちなみに某Barで聞いた話だと、とある寿司屋のコースで『ジンベレ』がでてきたようです。
なんだそれ!?
◯結論:迷ったら買え!(自己責任で)
多分ですけど、お酒って今後値下がりすることあんまりないと思うんですよ。
資材や人件費といったコスト増。
世界的なアルコール離れのトレンドに対して、逆にこだわる人も増えました。
ウイスキーに関してはバブル的要素で値段が跳ね上がっていたものは下がるかもしれませんが。(ワインや日本酒といった醸造酒はわからないです。すみません)
購入に迷う、ということはとりあえず現在の資金で手が届くから迷うんじゃないかなあと思います。そしていつでも買えるような普及品でもないんじゃないかな、と。
所持品を質屋にもっていってお酒買うとか、そのレベルの方のことは想定範囲外です。
ボーナスがでて5~10万円のお酒を買うのを迷うとか、そのクラスの生活水準の方の気持ちも、羨ましいとは思いますが想像はできません。
普通なら5000~20000円の範囲じゃないかなあと思います。
であれば、買ってしまったほうが後悔しないですね。
一応例外といいますか、私が想定しているのは珍しいお酒ということなので、需要と供給の問題でなかなか買えないもの(山崎とか白州とかいったメジャーなジャパニーズウイスキー)は微妙なとこかもしれません。それらは最悪、お金を出せば買えますし、BARに行けばとりあえず飲むことはできますからね。
長々と書きましたが、結構お酒も一度見逃すと二度と出会えないこともあるので(特にマイナーなジャンルは)、金銭的な損得でなく、そのボトルのスペックやデザインなどに惹かれるものがあるのであれば買っといたほうがいいんじゃないかな~という記事でした!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!!