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今回は、バーボンの『フォアローゼズ シングルバレル』を頂きます。
【今回のお酒】
名前:Four Roses Single Barrel(フォアローゼズ シングルバレル)
ジャンル:ウイスキー(バーボン)
所有者(製造元):フォアローゼズ
輸入者:キリンビール
アルコール分:50%
原材料:トウモロコシ、ライ麦
原産国:アメリカ合衆国(ケンタッキー)
価格:4300~6200円前後(750ml)
◎どういうお酒?
テイスティングして厳選した1種の原酒だけを一樽ずつボトリング。
複雑で力強いボディを持つと同時に、柔らかく芳醇な味わいが調和する熟成した樽の個性を楽しめます。
【飲み方】
ストレート
水割り(フォアローゼズ シングルバレルと水を、1:3の割合)
【感想】
はちみつのような甘い香りに包まれ、まずは一口。
何の抵抗もなく、さらっと飲めてしまいます。
最初から一貫して甘みを感じ、飲みやすさを後押ししているようです。
ほのかにウッディーの香りと味わいが、余韻として楽しめます。
★★★
『フォアローゼズ』の名前の由来は、ある舞踏会でのこと。
このお酒の生みの親であるポール・ジョーンズは、絶世の美女と出会います。
一目で恋に落ちたポールは、迷わずプロポーズしました。
しかし、彼女は彼にこう答えたのです。
「どうか次の舞踏会までお待ちください。プロポーズをお受けするなら、薔薇のコサージュをつけてまいります。」
そして約束の舞踏会の夜。
彼女は4輪の真紅の薔薇を胸に、彼の前に現れたのでした。
愛が実った素晴らしい瞬間です。
このエピソードから『フォアローゼズ』と名付けられ、ラベルには二人を結んだ真紅の薔薇のコサージュが描かれたと言われています。
また、この蒸留所は、アメリカ合衆国での禁酒法時代も「薬用」バーボン蒸留製造を目的として、例外的に法に抵触しませんでした。
そのため、今日まで伝統が守られてきました。
★★★
『フォアローゼズ シングルバレル』は、一樽からわずか235本しかとれないそうです。
まさに、樽との一期一会。
次に買う時は、違う樽の味わいを楽しむことになるのでしょう。
二度と出会えない味かもしれないと思うと、よりいっそう愛おしくなります。
お酒にも「ご縁」というものが存在するのですね。
『フォアローゼズ』はラインナップとして、『フォアローゼズ』・『フォアローゼズ ブラック』・『フォアローゼズ プラチナ』もあります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪