来てくださり、ありがとうございます☆彡
今回は、昨日の記事で書いた『キャンベルタウン』のウイスキーについて学びます。
【スコッチの都と呼ばれた、キャンベルタウン】
キャンベルタウンは、アーガイル地方のキンタイア半島先端の町。
町名は、アーガイル公キャンベルにちなんでいます。
人口は5000人ほどの小さな港町に、かつては30を超える蒸留所があり、ニッカウヰスキー創業者竹鶴政孝が研修で滞在したこともある、ウイスキーの都でした。
しかし、その後キャンベルタウンのウイスキー産業は衰退。
現在残っている蒸留所は、時代に流されず品質を守り続けてきた『スプリングバンク』と『グレンスコシア』、そしてスプリングバンクが約80年ぶりに再開した『グレンガイル』の3カ所となっており、この3カ所で5つの銘柄が造られています。
キャンベルタウンモルトの特徴は、「ブリニー」と表現される、麦芽風味の中に感じる独特の塩辛さ。
これは他の地域のモルトにはない特徴で、港町の影響をストレートに受けているという印象の味わいです。
かつての栄光を取り戻すまでには至っていませんが、再びモルトファンに注目されつつあります。
【なぜ、キャンベルタウンは衰退してしまったのか?】
キャンベルタウンのウイスキーが衰退した一番の原因は、アメリカの禁酒法の影響でした。
もともと海上輸送の拠点であったキャンベルタウンは、アメリカ市場で強かったのですが、禁酒法時代、密輸が横行していたアメリカに粗悪なウイスキーを大量に売りました。
1933年に禁酒法が解けた後、悪いイメージが付いたキャンベルタウンのウイスキーは飲まれなくなってしまったのです。
同時期に、燃料の石炭が枯渇したこと、輸送手段が海上から陸上・空路へと変わり輸送面でのメリットが無くなってしまったことも影響しています。
★★★
時代に翻弄されてしまったのが何だか切ないなぁ・・・
と感じてしまいました。
とても美味しいウイスキーが造られている蒸留所も、きっと沢山あったと思います。
グレンガイル蒸留所は『キルケラン』という銘柄を造っているのですが、なかなか手に入りにくいようです。
お酒が時代と共に希少価値が高まるのは仕方ないと思いますが、プレミアム価格や転売などで一般人が楽しめる機会が狭まってほしくないと願うばかりです。
私も一般人の一員ですから(笑)。
もちろん、高いお酒を選ばなくても、美味しいお酒はいっぱいありますもんね。
お酒を楽しむ機会は、大人になれば誰にでも与えられる。
健康を維持しながら、ほど良い距離間で付き合っていきましょう☆
グレンスコシア キャンベルタウン ハーバー 40% 700ml
- 価格: 3680 円
- 楽天で詳細を見る
最後まで読んでくださり、ありがとうございました♬