来てくださり、ありがとうございます☆彡
今回は、先日上げたコチラ↓の記事の続編、バーボンについて学びます。
【バーボンとは?】
アメリカンウイスキーの主な産地として知られる、ケンタッキー州とテネシー州。
バーボンはどの州で造ってもバーボンと名乗れますが、95%近くがケンタッキー州で造られています。
アメリカにウイスキーをもたらしたスコッチ・アイリッシュが、ウイスキー戦争を機に、当時はまだ、” 外国 ” 扱いだったアパラチア山脈の西側、ケンタッキー州やテネシー州に移住。
このことから、この地方でとれるトウモロコシを原料としたウイスキー造りが花開いていきました。
バーボンの特徴を決定付けたのは、この地方風土に由来する、主原料のトウモロコシや仕込み水のライムストーンウォーター。
そして蒸留方法や内側を焦がした新樽といった独自の製法が、バーボンらしい力強さを生み出しています。
【バーボンの特徴】
《原料》
使用される穀物はトウモロコシ、ライ麦、小麦、モルト(大麦麦芽)ですが、トウモロコシを51%以上使うことが法律で義務付けられています。
※マッシュビル
原料穀物の混合比率のこと。
蒸留所によってレシピが異なります。
トウモロコシが多いと甘くてまろやかに、ライ麦が多いとスパイシーでオイリーに、小麦を使うとマイルドでソフトな舌ざわりが生まれると言われています。
《水》
ライムストーンウォーターと呼ばれる、ややアルカリ性の硬水を使用します。
※サワーマッシュ方式
アルカリ性の水では糖化が進みにくいため、蒸留工程で出る酸性の蒸留廃液を仕込み水に混ぜて糖化や発酵を行うこと。
発酵槽内の雑菌の繁殖を防ぐ役割もあります。
《蒸留》
1塔式の連続式蒸留機の『ビアスチル』と、精留装置の『ダブラー』を使用。
通常65~70%で蒸留しており、蒸留度数が低いため、その分香味成分も多く残ります。
※ダブラー
ビアスチルで55~60%に蒸留されたローワインを精留する装置。
見た目はスコッチのポットスチルに似ていますが、仕組みは全く異なり、連続式蒸留を行っています。
《樽》
内側を焦がした新樽の使用が法律で義務付けられています。
これがバーボン特有の力強さとフレーバーをもたらす要因となっています。
※べビリーチャー
樽の内面処理のチャー(焦がす)には、グレード1から4まで0.5刻みで7段階の処理があり、バーボンにはほとんどがグレード3~4の強く焦がしたへビリーチャーの樽が使われています。
★★★
バーボンは、ケンタッキー州バーボン郡が発祥で、そのため「バーボン」と呼ばれると思っていました。
しかし実際は、バーボン郡の港から出荷されたことが名前の由来だそうです。
さらに、現在はバーボン郡に蒸留所は1つも無いとのことです。
名前はずっと残り続けていますが、時代と共に蒸留所の数は変化していってるのですね。
そして、スコッチの仕込み水には軟水が使われるのに対し、バーボンは硬水が使われています。
飲料水として飲む際、私は軟水が好みなのです。
もしかすると、飲みやすさや好みは「味」ではなく「水」にも大きな影響を受けているのかもしれないと思いました。
材料や水の違いから自分の好みに気付けるようになると、また一段とウイスキーを選ぶのが楽しくなりそうですね、

- 価格: 1690 円
- 楽天で詳細を見る

- 価格: 2200 円
- 楽天で詳細を見る
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました♪