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今回は、昔からずっと気になっていたことを調べてみました。
それが、「なぜ、宮崎県では焼酎造りが盛んなのか?」ということです。
まず、焼酎とはどういうお酒なのでしょうか。
焼酎は、米・麦・芋など色々な原料を用います。
米焼酎の場合、『もろみ』造りまでの工程は日本酒と同じ醸造の工程で、もろみを加熱・沸騰させ、気化させて冷却する『蒸留』によりアルコールを抽出します。
そのため、蒸留酒に分類されます。
その他の蒸留酒の仲間には、麦を醸造・蒸留したウイスキー、ブドウを醸造・蒸留したブランデーなどがあります。
アルコール度数は、焼酎だと40度前後の原酒が得られ、これを水で割って25度や20度などの製品としています。
16世紀前半に、当時の琉球から薩摩へ伝わったという記録があります。
その後、薩摩から清酒造りに用いられていた黄麹が琉球に伝わりました。
しかし、黄麹は暖かい気候では発酵がうまく進まず、それに代わって沖縄の風土に適した麹として使われるようになったのが黒麹です。
黒麹はクエン酸を多量に生成することからアルコール発酵中のもろみの腐敗を防ぐという優れた特徴を持っています。
明治末期に鹿児島の酒造業者が泡盛の黒麹で焼酎を造ったところ、もろみが腐ることなく立派な焼酎が出来上がりました。
このことから黒麹の研究が始まり、現在も使われている焼酎用の種麹が作られました。
黄麹による酒造りがなかなか定着しなかった南九州でしたが、黒麹のおかげで安定した焼酎造りができるようになったということです。
そして、宮崎県では、豊富な天然水や様々な原料が揃う環境にあります。
そのため、現在のように焼酎造りが盛んになったと思われます。
お酒を 知ることで、その土地柄の良さに気付く。
宮崎県は自然が豊かだからこそ、生まれるものもあるのですね。
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