ひなたのお酒レビューブログ

hinataとnezuによる、お酒、宮崎満喫ブログ!

ジャンル横断の面白さ『ビクトリアンバット ディスティラーズカスク リンクウッド』!

ブログ訪問、ありがとうございます!

今回の記事はnezuの担当です。

今日はロンドンドライジンの銘酒、ビクトリアンバットの限定品である『ビクトリアンバット ディスティラーズカスク リンクウッド』をいただきます。



【今回のお酒】

名前:『ビクトリアンバット ディスティラーズカスク リンクウッド』

ジャンル:ジン

製造者:キングズバリー社

アルコール度数:47度

ボタニカル:ジュニパー、他不明

価格:3000~4000円くらい※現在はほぼ入手不可

 

 

 

 

◎どういうお酒?

ジン好きの間では必ず知られているであろう骨太ジン『ビクトリアンバット』。

今回ご紹介するのは、過去に発売された限定品となります。

『ビクトリアンバット』はジュニパーを聞かせた味わいとは裏腹に、少し変わった属性を持つロンドンドライジンです。
基本的にジンは樽熟成を行わないものが大半であるなか、『ビクトリアンバット』は樽熟成をある程度期間を設けて行っています。
故に、液体が薄く黄色に色づいているのが見た目での特徴であり、ジンというお酒が持つアルコールの荒々しさをマイルドにしているという点が味わいの上での特徴になっています。

今回のボトルは、スコッチウイスキーの「リンクウッド」の熟成に使われた樽を用いてジンを熟成させており、スコッチウイスキーボトラー会社でもあるキングスバリー社らしい仕様だと思います。
過去にはリンクウッドの他にマッカラン、ハイランドパーク、スプリングバンク、グレンリベットなどの樽を使ったものも販売されています。
直近でもビスポークバッチというシリーズでマッカランやカリラの樽を使ったものが販売されていました。(それなりにお高いですが)

 

 

【飲み方】

ストレート

 

【感想】

香りはいつものビクトリアンバットから感じられるジュニパーがあり、逆に柑橘系の華やかなものやハーブ系の苦味を想像させるような香りは感じられません。
ウイスキー樽で熟成といっても、それが直ちに感じられるほどの香りはないと思います。
製造工程が違うのか、ジュニパーの香り自体はオリジナルのほうが感じられます。

味わいもオリジナルと比べてわかりやすい差異があるわけではないですが、比較的穏やかで上品な甘みの味わいに仕上がっています。
しかしそもそもビクトリアンバットに惚れ込んでる人はオリジナルのほうの味わいが好みなんじゃないかなあ、と思います。
どっちが美味しいか?と問われると、飲み手のスタンスによって変わるし、美味しいというよりも面白いボトルという印象を受けます。

 

総評として、ビクトリアンバット自体が個人的には好きなジンなのでこちらも美味しくいただけるのですが、より美味しくなったという感じではなく、「こういうのもあるんだなあ」とワクワクする一本です。
これの販売自体が結構前なので今現在では入手が難しく、BARでもおいてある店はかなり限られると思います。
個人的には3000~4000円だったから面白そうで購入しましたが、今現在のビスポークシリーズのような値段だと買うのにちょっと勇気がいりますね。

 

余談ですが、何年か前にこの銘柄で検索したところ詐欺サイトがひっかかりました。
限定品なのに在庫があってしかも割引されてるという、お酒事情を考えるとありえない設定なのですぐに詐欺サイトだと分かりましたが、今現在もそうした悪意あるサイトは存在しているようなので、大手でない会社でネット通販される方はくれぐれもサイト情報の電話番号や会社所在地、日本語がおかしくなってないかを調べた上で判断してくださいませ。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!