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今回の記事はnezuの担当です。
今日はジンとしては高価格帯である『プロセラ ジン』を紹介致します。
名前:『プロセラ ジン』procera african juniper gin
ジャンル:ジン
生産国:ケニア
製造者:Nairobi Distillers
輸入業者:SudoWork合同会社
アルコール度数:44度
ボタニカル:アフリカンジュニパー、コリアンダー、アカシアハニー、オリスルート、スワヒリライムの生果皮、ピクシーオレンジの生果皮、ピンクペッパー、セリムペッパー、メース(ナツメグ)、カルダモン、チャノキ、ジュニパーの葉
価格:13750円(500ml)
公式HP:
◎どういうお酒?
ボタニカルが全てアフリカ大陸産である、ケニア初のクラフトジン。
情報が多すぎてどこから手をつければいいか分からないですが、それだけ語るべき要素が多いジンとなっています。
まずジンの命ともいえるボタニカルですが、よく見かけるものにまじってあまり見慣れないものが多く使われています。それらはアフリカ大陸産ということで、クラフトジンが持つ「地域性」を体現していると思います。
またそれらをアルコールで浸漬するのでなく、40度のお湯に漬け込むという製法の独自性もありますが、何よりドライジュニパーを使うのでなくフレッシュなジュニパーを使っていることも見逃せない要素です。
他にもボトルや蓋、ボトルネックのレザーなど手作り感が強くみられ、こちらは「クラフト」を体現していると言えます。
↑ヤシの木を手彫りして作った蓋
手作り感満載で外見的にも唯一性、独自性を示している一本。
手間暇かかっているだけあって値段もジンにあってはかなり高価格帯(しかも500ml)で、私が覚えている範囲では5番めに高価なジンですね。(オールドボトルや終売のプレミア価格など抜きにして)
5番めということは特別ではなくなっているというか、ジンにおいても色々な製品が売り出されるようになったことを表しているのかもしれませんが、ともかく普段飲みには手厳しい値段であるには間違いないでしょう。
正直、クラウドファンディングでこのジンの存在はしっていましたが、流石にこの値段は出せないと思い、この先飲むこともないか、と諦めていたジンではありました。
ありがたいことに、今回地元で試飲会があったため飲むことができました。
機会をいただけたことに、関係された皆様に感謝しております。
【飲み方】
ストレート
【感想】
試飲会という環境に由来した忖度抜き、そしてグラスではなくプラコップで飲んだという状態でのレビューです。
まず香りが独特です。ハーバル、ジュニパーの香りがするにはするのですが今までのジンとは少し感触が違います。香りが美味しいというか、既に味わいを想起させるのですが全体としては強くありません。
味わいに関してはまず、入りが恐ろしく滑らかです。刺激がなく、アルコール感がなく、心地よいビターさと甘さで、味わいが非常に柔らかいです。
これまでの体験にない感触だったので表現が難しいと感じます。
美味しいかどうかで言えば即、美味しい。
正直めちゃくちゃ悩ましい試飲会でした。
どれも美味しいのですが、高価格帯のボトルはどれも「それでないと味わえない美味しさ」があり、コスパがどうとかそういう視点の話ではなくなってしまうのです。
「それでしか味わえない」のだから、買って飲む(か、BARで飲む)しかないわけです。
こちらのジンもまさにそうなのですが、こちらは高いといっても逆に500mlのおかげでまだ買える値段になっていると今では思います。
懐が温かい時に出会ってたら即買ってたと思いますし、今でも時期をみて購入しようと思っています。
宮崎のBAR(BUENAVISTAさん)でも飲めるのですが、飲むのを我慢してボトルを買おうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
↑どれも美味しかったけれど、買うには色々な勇気が・・・!