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今回は、マンガ『バーテンダー』の4巻について語らせてください。
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~目次~
vol.4 旅人のための一杯
Glass24 ふたつの顔
Glass25 お嬢さんのスピリッツ
Glass26 旅人のための一杯
Glass27 偶然のサービス
Glass28 後悔のグラス
Glass29 バーの隠し味
Glass30 バーテンダーの不幸
Glass31 バーの椅子
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主人公の佐々倉溜は、ヒロインの来島美和に連れられて新宿のBarを訪れます。
偶然にも間違って入ったお店・・・
それは、かつて同じお店で修行した先輩・北方のお店だったのです。
北方の風貌や作るカクテルの変化に驚きつつ、過去のことを振り返る佐々倉。
バーテンダーは仕事ではなく『生き方』だと、師匠に教わりました。
ところが、その師匠は7年前にお店で倒れ、現在も入院中。
北方は家族のない師匠の面倒をみながら、今のお店を続けていたそう。
入院中の師匠に会いに行った際、以前と変わり果てた姿に驚く佐々倉。
バーテンダーという『生き方』とは・・・。
お客さんが自分の人となりを忘れたとしても、お店で飲んだ一杯は忘れない。
それでいいと後悔しない。
バーテンダーとして、そういう生き方もアリだと教えられる佐々倉。
★★★
私は以前、医療従事者として働いていました。
高齢者施設で働いていたため、色んな利用者様と接する機会がありました。
今回の4巻では、その当時のことを思い出しました。
利用者様の中には、かつては偉い立場にいらっしゃった方や、たくさん働いて稼いできた方など、過去の経歴を知ると驚くこともありました。
逆に、家族との確執があったり、身寄りのない方などもいらっしゃいます。
私は利用者様が「高齢」になってから、つまり「今」の人となりしか分かりません。
過去に何があろうと、知らないのです。
もちろん、利用者様だけでなく、人は誰しも「今」の姿だけで判断することも多いですよね。
私が人生の最期を迎える時に感じたい気持ちは、
「あ~良い人生だった!」
ということ。
何を頑張ったとか、過去の栄光に目を向けるのではなく、1日1日が穏やかで幸せかどうかが大切。
人それぞれ、どんな生き方をしたいか異なるからこそ、聞いてみたくなります。
私は「どんな仕事がしたいか」よりも、「どんな生き方がしたいか」で人生を考えたいなぁ~と思っています。