ひなたのお酒レビューブログ

hinataとnezuによる、お酒、宮崎満喫ブログ!

『ビーフィーター ジン』から、ジンの扉を開ける☆

 

来てくださり、ありがとうございます☆彡

 

 

今回は、スタンダードジンの1つと言われている『BEEFEATER』を頂きます。

 

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【今回のお酒】

名前:ビーフィーター  ジン

ジャンル:ジン

輸入者:サントリー

アルコール度数:40%

価格:1160円(700ml)、560円(200ml  ポケットサイズ)

※すべて税別価格

 

◎どういうお酒?

 ビーフィーターは、1820年の創業以来変わらぬ秘伝のレシピを守り続け、今なお、ロンドン市内で蒸留を行う唯一のロンドン・ドライ・ジンです。

爽やかな柑橘系の味わいが特徴でジントニックにぴったりです。

 

 

 

【飲み方】

ビーフィーターと炭酸水を、1:3の割合。

 

【感想】

ジンのスタンダードと言われる銘柄の1つ。

香りも味も主張し過ぎることなく、口の中で上品に佇むよう。

そのまま飲んでも良し、カクテルとして楽しむのも良し。

 お料理やお酒と合わせやすい、上品で万能なジンだと思いました。

ボトルのラベルも、赤を基調としてオシャレで好きなデザインです。

 ジン好きな方の間では、これぞ基本!と言われたり、甘いとか物足りないなど意見のやりとりが活発です。
好みの議論が度々行われ、それくらい存在感があり基準となっているジンでもあるそうです。

 
近年流行りのクラフトジンの香りの複雑さ、強さには負けてしまいます。
しかし、このジンは1000円ちょっとだと考えると、値段的なコスパはずば抜けている気がしますね。

 

★★★

 

ところで、ビーフィーターとは、何のことでしょうか。

 

それは、ロンドン塔を守る近衛兵のことだそうです。

ラベルにも描かれているその雄々しい(おおしい)姿で、王冠が保管されているロンドン塔を守ります。

 

王家の宝『クラウン  ジュエル』を守る彼らは、その昔、国王主催のパーティーの後、残った牛肉の持ち帰りを許されたことから、

 

BEEF + EATER (牛肉を食べる人)

 

と呼ばれるようになりました。

長年に渡って王家の宝を守り続けているその姿は、伝統のオリジナルレシピを受け継いできたビーフィーターの象徴となっています。

 

そして、ビーフィーターの歴史の始まりは、1863年にまで遡ります。

既に薬局経営のビジネスで成功を収めていたジェームス・バローは、チェルシー蒸留所(1820年創業、現在のビーフィーター蒸留所の源流)を買収し、スピリッツ・リキュール製造に着手し始めました。

 

ジェームス・バローは、薬剤師としての豊かな知識からアルコールとジュニパーベリーの効用に着目して、オリジナルの新しいレシピを作り上げました。

連続式蒸留器による澄んだ味わいのニュートラル・グレインスピリッツに、ジュニパーベリー、レモンピール、セビルオレンジピールなどの多種多様なボタニカルを浸してつくります。

その製法は、切れ味鋭いクリーンな風味と爽やかな柑橘香を生み出しています。

 

ジェームス・バローによってつくられた伝統のレシピと頑固な物づくりへの精神は、現在のマスター・ディスティラー、デスモンド・ペイン氏にも脈々と受け継がれています。

 

ブランド誕生以来守り続けられている製法や味に出会えると、特にお酒の歴史を知りたくなります。

海の向こうで受け継がれている伝統が、時を経て自分も味わえるなんて、何だか不思議な気持ちです。