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今回は、テキーラの『カスカウィン ブランコ』をいただきます。
【今回のお酒】
名前:Cascahuin BLANCO(カスカウィン ブランコ)
ジャンル:テキーラ
輸入者:株式会社フィデア
アルコール分:38%
原産国:メキシコ
価格:4100~6200円前後(750ml)
◎どういうお酒?
2回の単式蒸留の後、エル・アレナルの浄水による加水調整を経て38%に調整され、ろ過工程を経てボトリングされた熟成のないタイプです。
程よく蒸されたアガベの風味と自然な甘み。
時折、顔をのぞかせる瑞々しいシトラスと、あたかもアガベ畑にいるような青々強い苦みを愉しめる、アガベ100%のテキーラ。
【飲み方】
ストレート
【感想】
香りは柑橘系とミント系の間のような、スッキリと爽やかさがあります。
飲んでみると・・・思っていたより甘くて、驚きました。
ほんのりした甘みは、食中酒としても喜ばれる気がします。
そして、忘れてはいけない苦みも、きちんと味わうことができました。
飲んでいくうちに甘みと苦みがクセになりそうな、飲みやすいお酒でした。
★★★
脈々と受け継がれ、蒸留所設立から現在2世代目を迎えたカスカウィンテキーラ。
その始まりは1904年、ハリスコ州のバジェス地方、エル・アレナル自治区。
100%メキシコ産であること、かつ親族経営の企業です。
現在にいたるまで、顧客満足度の向上とテキーラ管理当局の基準を満たすべく健全な企業経営を続け、今やテキーラ界における老舗企業の1つに数えられています。
ブランド名であるカスカウィンは、プレ・ヒスパニック言語で” 光の丘 ”もしくは” 丘の祭り ”を意味します。
この丘の名前は今でも、エル・アレナル自治区のランドマークとして内外で認識されています。
アジア最大級のテキーラ・バーでの勤務を皮切りに、日本のテキーラ界の最前線で活躍を続けてきた景田哲夫氏。
彼がメキシコに渡ったのは、2014年初頭。
現地でも彼の熱意とテキーラへの造詣(ぞうけい)の深さが認められ、日本人初のテキレロ(テキーラ職人のこと)として、カスカウィンに迎え入れられました。
初めて日本人が製造工程に携わったテキーラ、それがカスカウィンです。
カスカウィンはブランコのほかに、レポサドやアネホなどがあります。
★★★
景田氏を知ったのは、テレビ番組『クレイジージャーニー』。
当時は何となく観ていただけでしたが、景田氏の行動力には衝撃を受けました。
彼がとても熱い想いを持ってメキシコに渡った経緯などは、コチラの素晴らしい記事を読んでみてください。
彼がメキシコに行かなかったら・・・
私たちは、カスカウィンの存在も味も、知ることはできなかったことでしょう。
そう思うと、テキーラを日本へ運んでくださり、本当にありがとうございます!という感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして何より、出会ったお酒で人生が変わることに、とても感動します。
ただ好きで、飲むのも良し。
自分至上最高の、好みの銘柄を探すのも良し。
作り手になるのも良し。
お酒を通して、色んな人の人生観を知ることができて嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました♫